【ネタバレ要注意】
何の前触れもなく唐突に戦うこととなった、類まれなカリスマ性を誇る絶対悪の存在たる大魔王ゾーマ。
往年のドラクエファンならご存知でも、ドラクエ10が初ドラクエで他はまだしたことがないという人は「あんた誰?」な感じだと思いますので、大魔王ゾーマについて色々と記してみます。
ゾーマは死や滅を美賛する大魔王で、ある日突然、魔界からやって来て、精霊ルビスの封印や王者の剣の破壊を行い、アレフガルドを闇に閉ざします。
その後、支配領域を拡大するため、アレフガルドの上に存在する世界にバラモスたちを送り込みます。
なお、天空界も支配しようとしましたが、ゼニスや神竜に敗退したようです。ただし、野望を断念してはおらず、バラモスエビルやダークトロルといった強力モンスターを天空界に派遣して神々の動向を監視させていました。
その他、支配拡充のため、キメラ部隊の創設や暗黒回廊の設置などにも務めます。
しかし、ゾーマ出現に呼応して誕生した勇者とその父親による快進撃は、腹心バラモスの戦死や妻クインゾルマの封印を果たします。
勇者に対抗すべくキラーマシンを魔界から搬送するものの、機械工学の知識不足で起動させられなかったため、老化促進のデメリットを覚悟で闇の衣を纏って勇者に挑みます。
戦闘では氷属性の技を軸に、ヘルメリトやマホカンタで自身を強化したり、死者の怨念を炎に変えて放ったり、別世界の魔王や邪神の模倣技を使ったりします。
また、ゾーマのいてつくはどうは特殊で、敵の有利な状態だけでなく、自分にかけられた不利な弱体効果も消してしまいます。
ただし、悪や闇に強く染まったため、ベホマ等の回復呪文を受けるとダメージを受けます。
実は変身能力と鎌スキルがあるものの、油断を廃した勇者の猛攻と闇の衣のデメリットにより、それらを発揮する余裕がなくなり、そのまま勇者に倒されてしまいます。
死に際、ゾーマは勇者に不吉な予言を残して息絶えます。
なお、ゾーマは一説によると、ある邪神の生まれ変わりではないかという説もありますが、真偽は不明です。
数々の魔王の中でも屈指の実力者とも言われています。