あやねの冒険日誌

地獄の恵みをたっぷり浴びて育った毒々しさと凶々しさを併せ持つじごくのたまねぎの討伐に行ってきました。たまねぎという言葉は、バラモスが昔に侵攻していた世界にあるエジンベア地方の言葉でオニオンにあたりますが、そのことからじごくのたまねぎは地獄の鬼によって育てられたと言われていました。けれども、近年の調査により、実は地獄で農場経営をしているくさった死体のスミスさんによって栽培されていることが判明しました。スミスさんがきりさきピエロと一緒に愛情を込めて栽培した生産者の保証付きのたまねぎは、デーモンキングと魔元帥ゼルドラドが肉料理を食べる際に用いられるようです。
ただ、消費者の元に届く前に逃げ出す個体も少なくなく、魔幻宮殿等の魔物の拠点から逃走するためにリレミトを身に付けています。
自由の身になった後は、自分が気に入ったメイン食材を狙って各地を旅する野心家となっています。ただ、中には自分の味に自信を持ち、いつしか逆に自分を食べてほしくなるようになり、道行く人に自分を食べさせようとしてくる個体もいます。

じごくのたまねぎは戦闘では、打撃のたまねぎアタックに加え、甘い息を吐いて、敵を眠らせます。ただ、この香りはたまねぎマンのものとは少々成分が異なっていることも確認できています。また、ルカナンで敵の守備力を、あんこくのきりで命中率、攻撃力、耐性を下げる厄介さです。
元々は魔族の拠点から逃走してきた種族なので、生への執念は強いです。
成長すると、即死効果のある死神の息吹を吐き出したり、通常攻撃にＭＰ魔力吸収効果が付随したり、回復を無効化する冥界の霧を発生させたりすることができるようになります。
また、体から滲み出るたまねぎエキスはこうした状態異常効果が詰まっています。高位の魔族ならともかく、常人は食べないことを勧めます。
なお、時々じごくのたまねぎは徒党を組むことがあります。そうなると状態異常攻撃を連続で受けてしまったり、連携技の三連打や食べ物の恨みなどが炸裂されてしまったりします。
ちなみに、天敵は黄金色に輝くエンゼルスライムであるゴールドエンゼルです。

そんなたまねぎを写真のドワーフさんとさまようよろいと共に倒してきました。 じごくのたまねぎの討伐の最中にきれいな野生の花を見つけました。
こうした植物が庭具になるとガーデニングがたのしくなりそうです。