僕は思わぬところで出会いのあった町内会の宴を終え足早に家に戻り、早速アストルティアにインするとすかさず僕はタイラーを探した。どうやらタイラーは誰かと2人パーティーを組んでいるようだ。
2人きり…
童貞の僕が嫉妬するには十分すぎる材料だ。
エーナッツは何してるかな…
僕はエーナッツを探した。僕は目を疑った。エーナッツも2人パーティーを組んでいた。まさか…まさか…まさかと思い2人の現在地を確認した…
2人ともアズランだ…
アズランにはタイラーの家がある…
そこに2人きり…
なぜかその日、僕は2人にパーティーを組むことはおろか、会話すらもできなかった。いや、正確に言うと出来なかったのではなくする気にならなかったのだ。
完全に嫉妬していた。
僕は気が気ではなかった。でも2人の間に割って入ることができなかった。僕は完全に童貞力を発揮させてしまっていた…
僕は居ても立っても居られず、このままでは頭がおかしくなってしまいそうだったのでサンデーにチャットで相談してみることにした。
僕『サンデー!ちょっと聞いてほしいことがあるだす!
サンデー『何かね?
僕『僕とタイラーが付き合って居るのは薄々感じているよね?
サンデー『まぁ、チムメン全員が感じまくってるだろうなアハン
僕『だよね…
僕『なのにタイラーがエーナッツと2人きりで家にいるみたいなんだけど…何してんだろ?
サンデー『知らんがな
僕『いやいやいや、2人きりだよ
サンデー『いちゃついてんじゃね?男と女が一つ屋根の下でやるこたぁあれしかねぇよ
僕『…
どうやら聞く相手を間違えたようだ…只々嫉妬の炎にガソリンを注がれただけだった。
嫉妬がとどまるところを知らないまま夜が更けていった。
次の日、僕は寝不足だった。大好きなドラクエも手に付かなかった。いつもは間違えない朝のキラキラマラソンのルートもこの日は間違えまくっていた。僕は完全に動揺していた。
童貞の動揺はどうよ?イェー
心の中で韻を踏むくらい動揺していた。
これはタイラーがインしてきたら昨日のことを聞いてみるしかない!そう思いタイラーのインを虎視眈々と狙っていた矢先…
ピロリロリーン♪
誰かがパーティーに誘ってきた。
まさかのタイラーだった…
つづく