ついに、真災厄の王の動きが止まった。
そして大団円へ・・・
・・・放心状態だったのだろうか・・・・・・
よく思い出せない・・・
ただ、あまりにも切なくて・・・そして辛くて・・・
まさに激闘だった。
何度も倒れた・・・
でも、倒れても倒れても
友の力強いザオラルの詠唱が聞こえ
ベホイムの温かな息吹が降り注ぎ、あたしは復活した。
負けるなアニさん
頑張れアニさん
くじけかけたあたしの心に、友の声が響き渡るようだった。
あたし・・・頑張らなきゃ
友のため
・・・あたし自身のため
そして・・・アストルティアの未来の為に
気持ちに火がともり・・・
そして・・・
勝った。
でも、気がつけば、落葉の草原であたしは泣いていた・・・
あまりにも非常な結末・・・
同行してくれたあっちゃんがポツリとつぶやいた。
悲しいね・・・