・・・--ほら。
何時まで寝てるんだい。
これから出かけるかい?
「あ・・おばあちゃんが。夢に・・?」
「今日・・、遊びに行かなくってごめんね。」
「今日は遊びに行っちゃ駄目って言われたの。」
だから。
今孫ハミィの夢の中で。
お婆ちゃんが遊びに来たのさ。
さ、早く用意して、散歩でも行くよ。
--お母さんから聞いたよ。
嘘をついて怒られたんだってねぇ。
「う、うん・・」
「やっぱり・・お婆ちゃんも・・怒るの?」
お婆ちゃんは怒らないよ。
嘘をついた事がいけないんじゃないのさ。
お父さんお母さんも
お婆ちゃんもお爺ちゃんも。
大人は。みんな嘘はつくんだよ。
でも、一度嘘をつくって決めたのなら。
半端な事はしないで
最後まで嘘を貫き通す事だね。
テストで100点を取ったって嘘をついたなら
100点を取れば嘘も真実になる。
それが出来ないというのなら
自分に正直に生きればいいだけの事なのさ。
「知らなかったー!大人も嘘をつくんだー・・!」
「でも。」
「お爺ちゃんは嘘ついてるのー?」
そうだねぇ。
お爺ちゃんも、お婆ちゃんに嘘を一杯ついてるのさ。
でもねぇ
お爺ちゃんは。
嘘をつくのがとても上手いから。
いままでお婆ちゃんに一つもバレていないんだよぉ。
だから今でも羅武羅武なのさ☆ ♯アスコン
「待っておばあちゃん!Twitterとかで見る変なタグついてる!」
「それ随分前に投票とか終わったからもうやってないよー!」
なんだいシューン。
「でもー☆」
「嘘をついても貫けば真実ならー」
「私も今日から18歳☆彡」
「大人の階段、登っちゃおうかな☆」♯アスコン
駄目だよーぅ
まだ孫ハミーには男は早いわよーぅ。 孫に近づくんじゃないよーオラオラ
「もー!」
「お婆ちゃん、私の彼氏に手出さないでよー!」
「お婆ちゃんナンパされなかったからってー!」
そんな事ないよーぅ
お婆ちゃんも昔はモテモテだったんだよーぅ
こうなったらー
後編でどっちが可愛いか勝負するわよーぅ