こんにちわ、こすもっこよ。
ステキなカレシを探してアストルティアを旅しているの。
ある日のことよ。
「こすもっこりー、ちょっと頼みがあるねん。」
…
なんでもかんでも「だーれがこすもっこりよ!」って返すと思っちゃダメよ?
ちゃんと『最初のひと騒動』があって、途中で盛り上がってテンポよく「こすもっこりー」よ。
あのね、お笑いって緊張と緩和なの。そしてそのためのテンポと間よ。それをちょっと面白ワードだからって安易にぶっ込んで。。あ、ゴホン。
で、頼みってなに?
「あのなあのな。オマエ、霊って信じる?」
は?
「いや、信じられんかも知らんけどな。実はとある場所に霊が出るって噂でな。。ちょっとお祓いを頼みたいねん。」
は?
「いや、あの。。霊は。。おる。。ん。。よ?」
そこじゃないわよ。
アストルティアでは霊もバケモノも天使も神様もなんでもありよ。
宇宙人出てきてコニャニャチワよ。
なんならワタシ、一回死んで転生してるわよ!
このアストルティアってなんでもアリじゃない!
つまり、言いたいのはお祓いの方よ!
ワタシなんの知識もないわよ!?
「…もう忘れとるかも知らんけど、オマエちゃんとお坊さんの修行したやろ?」
え?修行?
「ほら、流行病治すために、キリカの教団の御神体を燃やししたりしたやろー」
あー思い出した!アレはおもしろかったわね!キリカの偉いお坊さん全員ブチギレてたわよねー!
ダイソージョー大激怒くさーーww
ね、ちょーっと仏像燃やしただけなのに、あんだけギャーギャー怒るんだから…いっそアズランの本堂も燃やしたらどれぐらい怒るんだろね?次の日誌のネタそれにする?
「アホか!と、ともかくや!オマエもお坊さんの修行したんやから、お祓いできるはずやねん。」
まぁやってみるわよ。
。。。
はーーっ!!!!
あ、できた!
「なんかちょい違うくない?お祓いとゆーより滅却とゆーか。。」
いいのよこれで。
自分がお祓いと信じたらそれはもうお祓いなの。
「まぁええわ。とりあえずやな、『最初のひと騒動』は終わったんやから、とっとと現場行ってヒトボケして、いつもみたいに突っ込んで終わらせよ?」
ハイハイ。
で、どこに行くのよ。
でっかい塔の地下?それとも船の廃墟?
「とりあえずついてきてー」
…
「コイツや!」
はははは。
オオオオオーゆーてる。
オモロイ。
って、この人は除霊しちゃダメでしょ!
「え?あかんのん?近所の人からオオオオオーってうるさいって依頼されてきたんやけど。。」
近所の人?
周辺には誰も住んでないわよ?
アンタ一体誰に頼まれたのよ?
「え、グールの板井さんやけど?」
そっち、そっちよ!除霊した方がいいのは!
「…あ、そうなん?」
そうなん?って。。
それとアレよ、グールの板井さんってなによ!グールの遺体みたいに聞こえるじゃないのよ!てゆーか、もともとグールは遺体よ!遺体出発なの!
そもそもグールがうるさい!って言ってるの?てゆーかグールってしゃべれるの?いや、そもそもアンタグールと友達なのぉぉぉぉ!!??
「…あ。。。そうか。」
はぁ?
ワタシが全力で全部拾ったのに、なによさっきからのその生返事。
もしかして何かに取り憑かれた系?
今日はそっちのヒトボケなの?
「いや。ちゃうねん。ここ心霊スポットやんか?」
そうよ?
「間がくるう(魔が来る)ねん。」
…
弱い、ちょっと弱いわよ。
もう一声よ。
「えー、、ほなホンモノの亡霊を見に不思議の魔塔いくしかないな!」
えー、いやよあそこ階段しかないのよ!すごい嫌、ちょー行きたくない!
「つべこべゆーな!魔の塔に階段(怪談)はつきものや!魔塔の亡霊を見たければ、魔塔のぼーれー!」
ぐぬぬぬ、もはやこれまでね!
ま、また来週!!
おしまい
次回「キリカ大聖堂燃ゆ」
ウソよ!