目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

星辰の羅刹王

ミャジ

[ミャジ]

キャラID
: PH644-410
種 族
: ウェディ
性 別
: 女
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 120

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
{{ photoImg }}
さつえい日  :  {{ photoDate }}
さつえい場所  :  {{ photoZone }} ({{ photoWorld }})
{{ photoImg }}
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}{{ optionalYear }}
    {{ entryTitle }}  {{ charaName }}
{{ photoImg }}
{{ entryTitle }}
{{ mangaImg1 }}
{{ mangaText1 }} 
{{ mangaImg2 }}
{{mangaText2 }} 
{{ mangaImg3 }}
{{ mangaText3 }} 
{{ mangaImg4 }}
{{ mangaText4 }} 
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}
    {{ charaName }}

ミャジの冒険日誌

2020-09-23 15:57:39.0 2020-09-23 21:01:10.0テーマ:その他

それぞれの二日間②【アヤタチバナ】~蒼天のソウラ二次創作~





「んで、助けに行くのは良いけど、どうやってあの軍勢の目を盗むのだ?」

えぐみの一室、突入部隊の指揮を担当する面々が集う暫定的な指令室でアヤタチバナは首を傾げていた。
ソウラの救助の為に突入部隊の一部を向かわせる。
断固として行かないと駄々を捏ねたテルキ“バカ師匠”の説得を早々に諦め、自身が回復役の一人として向かうと決めた。
一通り潜水艦で突入した冒険者の様子を見た後、この場所へとやって来てのはつい先程の事。

「城の周囲は敵に固められています。」
「目立たないルートとは言え、敵の目を逸らしておくに越した事はないな。」

卓上に敷かれた地図と駒を見下ろし、アスカとロスウィード、突入部隊の冒険者達を指揮する両名が意見を交わす。
戦慣れした無駄の無い敵配置に、戦術面素人であるギブは頭を抱え、部隊指揮の二人でさえもその堅牢さに渋い顔を浮かべる。

「なら、僕達が行くよ。」

部屋の入り口から、澄んだ声が響く。
部屋に居た面々が振り向けば、そこに立っていたのはクイーンヴェリーナから合流した幾人かの冒険者と、その圧倒的な戦闘力で周囲を驚かせた『盟友』ユルールその人だった。

「僕の顔なら、敵の注意も引きやすいだろうからね。」
「確かに、先程の戦闘を考えれば、当然無視出来ないだろうな。」

なんならそのまま隣接する地区も制圧してしまいたい等と、無責任に悪い笑みを浮かべるロスウィードに、アスカははやれやれと肩を竦める。
最も、その図々しさは周囲に頼もしく映るのも事実だ。だからでこそロスウィードはこのメンバーを動かせている。

「そういう事なら、私達もユルールさんについて行きます!」
「ん。目立つのなら私達の出番。」

ユルールに続き、女性の声が名乗りを上げる。此方もクイーンヴェリーナから合流し、敵味方に強烈な印象を残した『アイドル』
DWK48と言う、ドワチャッカ、そしてグレンを中心に活動するアイドルグループから、この為に呼ばれた二人の歌姫『むー』と『ユイリィア』
世界を駆け、戦場を駆け、歌と踊りを振り撒くその姿は味方のみならず敵までも魅了した。
普通の冒険者とは一線を画すその『華』とも言える存在感は、成る程確かに、陽動としてはこれ以上ない程の効果が有るだろう。

他のExtEのメンバーに声をかけると早々に走り出す二人を見送り、アヤタチバナは一つ息を吐く。

「見事なものだね。」

状況の変化に素早く対応して、それぞれが持ち得る手札で行動する。
言葉にしてしまえば容易いが、それを実行出来るのは彼等が一流の冒険者で有る証拠に他ならない。

そして、そんな冒険者達を集めたのが。

「これから助けに向かうの怪我人で、ボクらの旗頭・・・か。」

知らず、アヤタチバナの口元が歪む。
本人が何処まで意図したものかは分からない。
だが、これ程の作戦の始まりとなった男の子がどんな人物なのか。

「会ってみれば分かるよね。」

決心を刻み込むように、帯びた剣の柄を撫でる。
普通の僧侶がまず使うことの無い細剣の重量が、心を奮い立たせ、アヤタチバナの胸の内に熱を灯らせる。
「・・・?何か?」

その様子に気付いたギブが首を傾げる。
何でもないと手を振るアヤタチバナに、何かを感じ取ったギブは、改めて彼女達『ソウラ救護班』とでも言うべき小部隊に向き直る。

「皆さんはユルール達が陽動を開始すると同時に出発して下さい。」
「見付かり辛い所に隠れたとは言え、敵地のど真ん中で重症なのだ。心細いだろうからね。」

珍しく静かに成り行きを見守っていたうりぽがアヤタチバナのその言葉に堪らず吹き出す。

「ブフーッ!ソウラが心細い!?あの突撃魚にそんな殊勝な考えが出来る訳ねーポ!」
「あー、ソウラだから、もう和解するにはどうすれば良いかって事を考えてるんじゃ無いかと思います。」
ギブとうりぽの言葉に込められた確かな信頼と絆。

「会えば分かると思いますよ。どんな無茶でも突き進んで、僕らを引っ張って行く。そう言う奴なんです。」

その言葉一つ一つが。

「だからでこそ、この戦いにはソウラが必要なんです。」

ギブとうりぽ、そして冒険者達を繋ぐ確かな『綱』になっていく。

「そう言う奴なら、早く合流して力になってあげないとだね。」
「そーだポ!勝手に居なくなった癖に、勝手に一人でおっぱじめて!」

騒ぐうりぽを先頭に、救護班の面々は歩み出す。

依って縁って寄って良う

藁が束ねて綱になるように。また一つ、何かが冒険者達の中で繋がる。



「それじゃあサクッと、ボク達の大将の顔を拝みに行こうか!」





進撃再開まで、後45時間・・・ 


いいね! 22 件

ログインしていないため、コメントを書くことはできません。


戻る

ページトップへもどる