7月8日 木曜日 雨
久しぶりに、陽衆の隠れ家から呼び出しをくらった。
・・・何事だろうか。
わたし、何も悪いことしてないですよ?
一瞬バックれようかとも考えたが、後が怖いのでしょーがない。いくかぁ。
久しぶりにカミハム・・・カミハル?
カムハル・・・に来たが、相変わらずの万年春。いつ見ても桜が綺麗だわぁ(*'▽'*)
城へ続く橋の隣、いつもそこに居る船頭さんに頼み、陽衆の隠れ家に送ってもらう。船頭さんが知ってるあたり、すでに隠れ家とは言えない気もするが・・・
そーっと隠れ家の扉を開けて中に入ると、ヨイちゃんが笑顔でお出迎えしてくれた。
逆に怖い。
まあ座りなさいと、座布団も敷いていない畳の上に正座させられた。
すれ違う時にアサヒちゃんは得意げな顔をしていたが、その後何故かこちらを見てもくれない。
やだ怖い。
意識してないだけで、わたし・・・何かやらかしたのだろうか・・・
とりあえず、果物などの詰め合わせを献上して、機嫌を取ろう。
とまあ、かなり構えていたのですが、実は怒られるわけではなかった。どうやら、わたし、悪いことはしてなかったらしい。よかった。
・・・ならなぜ、アサヒちゃんはこっちを見てくれないのだろう。
とりあえずヨイちゃんから話を聞くとしますか。わざわざ呼び出すくらいだし、何か大事なことではあるのでしょう。
わたしは少し硬めの畳の上で、姿勢を正し、少し足が痺れつつあるのを我慢して、ヨイちゃんの話に集中した。
ヨイちゃんから伝られたこと。
それは、天地雷鳴士の新しい力についてであった。
我々が天地雷鳴士として存在している理由。
戦いの場にて必要とされる理由。
それが「げんま」である。
↑こっちちがう こっち↑
召喚する(皆が知らぬところで、われわれが必死に説得し、よいしょしまくり、接待しまくることにより、2分間だけ何とかやる気を出してもらい)ことで共に戦ってくれる。
そう、もはや天地雷鳴士の本体とも言える強力なげんまちゃんたち。
それがなんとパワーアップするらしい。
しかしこの力、陽だけではなく、隠としての力も相応に身につけなければならない。
わたしも陽でありながら、隠の格好をするような中途半端なことをしてる場合ではないな。
何事もちょうど良いことが大事。
どっちに偏ることもなく、白でもなく黒でもなく。かと言ってグレーでは地味。それだけは絶対に避けなければならない。
他にもスティックを持てば、死者を甦らす奇跡を、天地雷鳴士である我々も使えるようになるそうだ。
我々付属品にも存在価値を与えてくれるようだ。神に感謝せねば。
他にもいろいろ説明されたが、細かいことはわからなかったし、忘れた。
あぁ・・・なるほど。
アサヒちゃんがこっち見なかったのは、この説明が全部理解できて・・・いや、これ以上は何も言うまい。分からないことがあるから教えてー、とか聞いちゃったら可哀想なことになるよね。
よし、ならばこの新しい力。
いかほどのものか、わたしが直々に試してみようではないか(≧∀≦)
と、いうわけで。
天地雷鳴士(主に本体)がバージョンアップ!
なので、ついでに天地用の和装もバージョンアップ!(=´∀`)人(´∀`=)いぇーい
隠の黒、陽の白を上手いこと掛け合わせた・・・ただの白黒ですね(´∀`)
この足のところの膝下くらいでキュッってなってるの好き。
そして、ただの白黒じゃアレなんで、3つ目の色にうめねずを入れたことで、何気にお色だけで100万を軽く超えてるという、恐ろしい結果に。
だが後悔はない (*´ω`*)むふん
とりあえずゾンビがすべてもっていく(´∀`)