授業が始まるチャイムの音でわたしは目を覚ました。どうやら寝てしまっていたようだ。
チャイムと同時に入ってきた講師が教壇に立つ。
「よーし、今日の授業はじめるぞー」
講師は黒板に向かい、簡易的な地図を書き始める。そして、最後にその地図のある場所に×印をつけた。
「えー、知ってる人は知ってると思うけど、ここは先日解体された古い雑居ビルがあった場所だ。」
わたしは知っている。
このビルが解体されたことを。
わたしは見ていた。
ビルが破壊されていくのを。
講師はわたしの方を見て、わたしにだけわかる程度に軽くニヤリとした。
「まぁ、見にきてた奴もいたみたいだけどな・・・」
「あれな・・・、実は俺が破壊してる。」
生徒たちがざわめく。
わたしは見ていた。
この講師がビルを破壊していたのを。
何人かの屈強な体格をした者たちの中で楽しそうに巨大なハンマーを振り回している姿を。
いつもかけているメガネではなく、ヘルメットにゴーグルを装着し、しかしいつものスーツ姿。
一見アンマッチながらも、そのスキルの高さが見てとれる。
普通ならそれなりに動きやすく、瓦礫が当たっても怪我しにくいプロテクターを装着するのだが、仕事帰りにサクッと1破壊行っとく?なノリだ。
「でな、みんなもそろそろ実技の方、やってみたいよな?」
「実はな・・・今日これから近くで解体予定のアパートがあるんだ。」
教室内がどよめく。
「ったことで、実習で使えないか交渉したところ・・・
OKが出た!」
どよめきが歓声に変わった!
講師は皆の喜びに満足したように笑顔で、
「よーし!みんなすぐに準備しろー
準備できたら校門のところ集合な!
いいか?必ずプロテクター付けてけよ!」
「付けなくていいのはな・・・俺みたいにスキルのあるやつだけさ」
そう言って講師はハンマー担いで教室を後にした。
という夢を見たんだ。
(多少の脚色あり)
アレかな?
世の中に何か、ハンマーで破壊したいほどの不満でもあるのかな・・・?
ってわけでですね、ハッピーハロウィーン☆
ハロウィンヌらしく、何かツノつけてそれっぽいやつ着てみたよ♪
とりっく おあ とりーとぉ☆
お菓子くれないとハンマーでなg・・・
イタズラしちゃうぞぉ( ・∇・)