あやねの冒険日誌

前半からの続きです。
「しんでしまうとはなにごとだ！」の感想などを記していきます。


「なんとこの私が好きと申すか？」

ドラクエ５の主人公が緊張のあまり、ルドマンに話しかけてプロポーズと勘違いされた時のセリフです。ちなみに、四コマ漫画劇場では坂本太郎先生のネタで、ルドマンが主人公のミスの求婚を笑顔で受け入れるというものがあり、あれは今でも思い出し笑いしてしまいます。また、ドラクエ11では擬似プロポーズ体験ができ、シルビアやロウなどに告白できます。


「やはりじじいのすがたでは しつれいだったようだな」

ドラクエ６で大魔王デスタムーアが老人の形態から変身する時のセリフです。老人の姿で油断させる大魔王というのはドラクエ世界に何人か存在します。弱そうな外見で油断させる作戦にも取れます。
オリジナル版のドラクエ６のパッケージイラストの下地背景にデスタムーアが描かれていますが、発売前は私も含めて多くの人が「このじじいがムドー」と思っていました。しかし、ムドーの姿が違うので「じゃあ、このじじいは一体？」と議論していたのが懐かしいです。
このセリフの「じじい」の部分は、漫画、小説、ＣＤシアターなどでは「老いた」「老人」などとデスタムーアに威厳や知性を持たせる語彙に変えられてもいます。
ちなみに、ＣＤシアターで、チャモロの声優が魔法陣グルグルのニケ、バーバラの声優が同作のククリ、デスタムーアの声優が同作のキタキタおやじを演じた人だったので、まるで魔法陣グルグルの真のラスボスがキタキタおやじであるかのような想像もしました。


「しんでしまうとはなにごとだ！」の最後に付録的に「ゲームデザイナー適性度テスト」が付いています。yes/noで質問に答えていくテストですが、なんと私はゲームデザイナーへの適性度はバッチリとのことでした。堀井さんから直接そう評価してもらえた感じがしてとっても嬉しかったです。ちなみにyesかnoか微妙だった質問に再度逆に答えても、最後は同じルートに入り、結果は同じでした。
ちなみに、今の職場に来る前に受けた会社や職場の中に実はドラクエ10のシナリオスタッフもありました。違う業界に入る不安感もありましたが、未経験でも可ということで、思い切って挑戦しようと思って、締切３日前に書類と課題作品を作成し、締切ギリギリにそれらを発送しました。たった３日の準備だったので、書類選考落ちでしたが。
おい、スクエニ！堀井さんが認めたんだぞ。次にチャンスがあったら、よろしくお願いしますね(笑)
ただ、今のところスクエニへの転職は考えてはいませんが、ファンやプレイヤーとしての立場で、将来への保存や伝承をしたいとは思っています。

色々と思わせてくれた一書でした。２年前の時は経済事情で購入を見合わせていました。しかし、数日前に偶然の重なりで当書が目に入り、この機会に購入したのでした。