あやねの冒険日誌

ドラクエ10でも、ふわふわエンゼルやアメリアトランプと、コラボレーションを過去２回したドラゴンクエストライバルズエースのサービス終了が先週発表されました。
実はしばらく楽しめなかったライバルズが、最近面白くなっていて、サービス終了に伴うジェム販売停止準備のためのメンテナンス中に、楽しくなってきたのだから、ジェム購入限定のアイテムを買おうと思っていたくらいでした。

ライバルズが楽しくなってきた理由は「おまかせ編成」と「バトルマイレージ」でした。デッキの組み方が分かりにくい点があったのと、様々なメディアで紹介されるデッキには入手困難で未入手のカードが入れられていましたが、おまかせ編成に気付けてからは、所持カードだけでも勝率高めのデッキで遊べるようになったのは良かったです。あるいは、戦略的に不人気だけど個人的な思い入れのあるモンスターやキャラクターのカードを10枚ほど選んでも、おまかせ編成で残りはきちんとそれらが活きるカードを選んでくれたのもよかったです。さらに惰性的にログインボーナスは受け取ってはいたので、カードもいつしかある程度集まっていたので、おまかせ編成しやすくなっていたと思われます。
また、対戦でレジェンドレアを多数出す人に当たると、カード入手手段が無課金では少ないことで、最初のうちは開発者側は否定コメントを述べていましたが、「Pay to Win」に感じられました。しかし、バトルマイレージの実装でプレイによる報酬とカード入手手段が増えて、様々なデッキを試しやすくなってきたのは感じられました。

しかし、そうなる前がライバルズを楽しみきれなかったのでした。

ライバルズは、過去に発売されて私もかなり熱を持ってプレイしたドラクエカードゲームとパラメータ面は類似していますが、少しプレイしていくうちに「ドラクエらしくない」と思えました。
マンガやゲームをモチーフにしたカードゲームは、私の感覚では原作に忠実に再現するとカードゲームとしてのバランス崩壊やコンボ難化を生じさせ、カードゲーム性を重視すると原作ファンに違和感を与えてしまうように思っています。
実際、過去に発売されたドラクエカードゲームはまず原作再現をベースに後から戦略性あるカードが追加されました。しかし、ライバルズはゲーム性重視なようで、ドラクエのゲームというより、全く別のゲームにドラクエを貼り付けただけという印象を私は最初抱きました。ライバルズの大会優勝者のコメントを見ると、「ドラクエはやったことがないけどカードゲーム好きだからライバルズを始めました」という方が多い感じでした。
ライバルズをドラクエらしくないと感じさせた点をいくつか挙げます。１つはメラゴーストのカードです。メラを使う点を召喚時にダメージを与える効果で再現したのかもしれませんが、それなら効果の解説文に「メラ」と入れてもよかったと思います。それから職業です。戦士や魔法使いとありますが、そこにモンスターの召喚もあり、戦士なのか魔物使いなのかよく分からない感じです。さらに、職業指定カードもどうかと思いました。特技カードはともかく、一部のモンスターやキャラクターまで使用可能職業が限定されると嗜好面での戦術とカードの両立が残念でした。個人的には戦術は商人が性に合うのですが、私の好きなキャラクターやモンスターは魔法使い限定のカードに多くて、商人デッキにそうしたカードを入れられないことに落胆は感じました。加えて、「速攻」とか「連携」とか、効果欄の狭さを有効利用するためなのでしょうが、専用用語が多すぎで、確認のための操作が必要になるテンポの悪さは、カードゲーム慣れしていない人には厳しい、玄人向けに偏った印象もありました。

サービス開始からある程度の期間はこうは思っていたものの、アップデートで遊び易さが改善されてようやくライバルズが楽しくなり始めた直後のサービス終了告知だったので大変驚かされました。
不要な重複カードを錬金石に変えて未入手の欲しいカードを得る手もありますが、ソロモードでのカード強化にも必要なので、５月まではカード分解はせずにいようとは思っています。
ドラクエ10と平行でライバルズもプレイしていきます。