(以下バージョン7.0までのネタバレがあります。)
バージョン6で起こった、歴史改変の疑いのある出来事のつづきです。
・ユーライザがアルビデの部屋で一度だけ言う「大崩壊」(6.0 主人公に対してのみ)
ユーライザ
「じつは 神代の遺構というのは
我々のご先祖様が 暮らしていた
ずっと昔の 神都の跡なのです。
でも 大崩壊と呼ばれる 災害が起き
神都は 住めなくなるほど 汚染されて
やむなく放棄したと 聞いています……。」
天使長ミトラー
「いにしえの 大崩壊の日でさえ……
奴らに フォーリオンが 蹂躙されても
あの水源だけは けがされなかった。」
天使長もユーライザも「大崩壊」と言うのですが、天使長が言う「大崩壊」には「いにしえの」が付いています。
ユーライザはここで「大崩壊」を「災害」とも表現しています。
・神剣レクタリスの出現(6.1 聖天舎の天使ネブリールの情報)
「レクタリス……神剣と呼ばれる あの剣の存在を
私は 初めて知りました。いったい いつ頃から
天星郷に あるものなんでしょう?」
・「大災害」(6.2、7.0のムニエカの町のストーリーでドロテアが口にする)
と「災害」(6.0 アルビデの部屋でユーライザが主人公に対してのみ)
「とこしえのゆりかごと呼ばれる旧き世界より脱出してきた」(6.2 ヘルヴェル)
「大災害にみまわれて 脱出してきた」(6.2 ユーライザ)
「その大災害の元凶が ジア・クト念晶体と呼ばれる侵略者」(6.2 ヘルヴェル)
「災害」(6.0)と「大災害」(6.2)は異なるもののようです。
「大災害」はジア・クトによるとこしえのゆりかごでの厄災、
「災害」=「大崩壊」は神都の汚染のことのようで、
この6.2のヘルヴェルとユーライザの会話中には「いにしえの大崩壊」という表現は出てきません。
・神代の遺構に対する、「放棄」(6.0 天使長がアシュレイに伝え、アシュレイから主人公へ伝える。ユーライザは不在)と「閉鎖」(クエスト715)
・天使長が言う「いにしえの大崩壊」(6.3 主人公とユーライザに対して)
6.0時点では昔のアストルティアでの出来事のように思われ、「いにしえの大崩壊」(天使長)と「大崩壊」(ユーライザ)という表現のかぶりもあったのが、
6.3では2つの新情報が天使長から出され、とこしえのゆりかごでの厄災で、天の船フォーリオンで脱出してきたと言うのです。
すると、6.2の「大災害」の情報と照合すると、「いにしえの大崩壊」=「大災害」のようです。
7.0でドロテアが「大災害」と言っていて、より具体的な説明は7.1以降でされることが期待されます。
・テトラルが言う「いにしえの大崩壊」(6.4 主人公とユーライザに対して)
テトラルがより具体的に説明し、「いにしえの大崩壊」とは、とこしえのゆりかごで魔眼の月が放つ結晶化の光で生命を根絶やしにしたことであるとわかります。
ここに歴史改変があるのかも現時点では不明ですが、
「いにしえの大崩壊と呼ばれた厄災が この世界にも訪れようとしている……」と、
「いにしえの大崩壊」はまだアストルティアで発生していないことがテトラルにより示唆されます。
そしてテトラルは、「いにしえの」が付かない「大崩壊」=「災害」や、「赤い霧」については言及しません。
・レクタリスの死因(6.3・6.4)
テトラルの言い分が、〝レクタリスはジア・クトとの戦いで死んだ〟から〝レクタリスは神話時代のアストルティアで生きていた〟に変わったようにも?
・ユーライザの弱体化(6.4で2回)
2回目の弱体化(ジア・クルヴィダ戦)は主人公が神話時代から帰還後に起きていて、(A)主人公の時間跳躍による歴史改変 の可能性はありそうですが、
1回目の弱体化(序盤のジア・ルーベ戦)は少なくとも(A)ではないです。
・古フォーリオンの絵画文化の衰退(6.4)
『みんなでインするミナデイン vol.5』p.028によると「驚くことにそれら(絵画)を(現代の)天星郷で見つけることはできなかった」。
クエスト764「悠久の時を超えて」では、古フォーリオンの大工の天使リマソンには、天使ケイリースの指示で主人公が編んだタペストリーの絵柄を写しとる画力がありました。
また、作者は不明ですが、古フォーリオンのあちこちに額縁に入った絵画が飾られていました。
ところが、現代の天星郷には絵画が飾られていなく、神代の遺構に絵が入っていない額縁の残骸があるのみになっています。
バージョン6の、歴史改変の疑いがある出来事について(5)へ続きます。