さんのみやの冒険日誌

私が8人配役「狼2狐1占1狩1霊1村3 欠有」（以下9Sと呼ぶ）を考案した意図。

・アストルティア人狼は。
アストルティア人狼での配役は
11A『狼2狂1占1霊1狩1村5』
12A猫『狼3狂1占1霊1狩1猫1村4』
12B『狼2狂1狐1占1霊1狩1村5』
などなど、るる鯖で使われていた物が主になっています。

11Aはいいでしょう。人外を当てて吊ればいいのです。
12A猫もまだいいでしょう。人外当てて、猫は黒貰ったらCOするなどの基本を抑えればいいです。

では12Bはどうでしょう。
「狐配役は難しいと言われていて試しにプレイしてみたらボロカス言われた」
「別に黒いこと言ってないと思うのに吊られた」
こう言う経験をしたことはありませんか？
たしかに11Aや12A猫でボロカス言われることもあるでしょうが、こと狐においては余計に多くないでしょうか。

理由は「12Bの進行は強い人たちの集まる歴史ある人狼サーバーによってかなりよく研究されており、実に44805戦もの経験から得られたセオリーがある。そして6日目で終わるうえ、吊り余裕もない」からです。

ですから、勝ちを目指す上ではどうしても昼時間に「どうすればいいの？」とか言ってる人は時間を食う上に白くもならないので残せないのです。

強いプレイヤーだってなにも初心者をボコボコにするために人狼ゲームをしているわけじゃないです。暴言や煽りも許容するべきではありません。（三野宮がいうのもなんですが）しかし、『遊びに来るならある程度は理解していて欲しい』んです。理解していないということはどのような事象を引き起こすかというと“同陣営に迷惑をかける”のです。例えば2ー2は霊能ローラー。これを理解せずに完遂しなければ人外が残っていた場合、負けて同陣営に迷惑をかけます。例えば狩人。この役職を持った人が朝一ロケットCOしたらどうでしょうか？噛まれて真役職抜かれて狼を発見しづらくなり、負けやすくなります。狐においてはこれの難しいバージョンが発生しているんです。ぶっちゃけ狐入りの配役は敷居がめちゃめちゃ高いです。

たしかに“これが絶対的に正しい”という進行はないでしょう。
しかし、例えば勉強について、東大に合格した人の言う“正しい”と、普通の偏差値50くらいの大学生の言う“正しい”なら東大生の言う方が“恐らく良い”はずです。

狐入り配役における、その“恐らく良い”は論理的に説明が出来て反証は私は思いつきません。いくら“絶対に正しいものはない”としても“朝一狩人COは良くない”ことはわかるはずです。狐配役においてもこの“絶対に正しいものはないかもしれないが、それでも考えれば明らかに良くないこと”はあるのです。


しかし『狐配役は難しい』んです。
私でも説明しきれないことは多いです。


・「狼2狐1占1霊1狩1村3」をやりましょう
狐配役は難しい。だから私はこの配役を考えました。
3吊3人外、偶数進行で余裕無し。一見難しいですが、村は勝てます。
8CFOは”短時間“で盤面整理やパッションや殴り合いを育てるのに最適な配役だと思います。こちらの9Sは”短時間“で狐における進行を理解するのに最適な配役だと思います。
そしてある程度理解が進めばこの配役の進行はガチガチに固まってしまいます。私はこの配役のガチガチに決まったセオリーを知っています。
でも今はそのレベルにありません。セオリーも教えません。それでは意味がないからです。狐を理解してもらうために提案したのにそのガチガチの進行教えては意味がありませんから。
ですがこの配役を何回もやることで12Bや16Aへのステップアップにはなるはずです。なので8人配役“9S”をみなさんやりましょう。

もう一度言いますが狐は難しいです。
しかし難しいからこそ理解したその先に推理や進行がハマった時の楽しさがあります。
「3日目と5日目にここが噛まれているから初日平和は狐噛みではなくGJで、GJ発生位置はここだ」
などパッションだけに頼らない、ロジックも考慮した幅広い推理が生まれます。
自分のプレイの範囲を広げることができるのです。
それくらいできると楽しくありませんか？
パッションではなくロジックでプレイしたい方が目指したいのはこういうところではありませんか？
パッションが出来る人でもロジックを覚えてさらに強くなりたくありませんか？
じゃあやってみましょう。
強くなれば楽しいはずです。

（“楽しく”プレイして貰うために私もいろいろ考えてるということを言いたいだけなんですけどね）