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フォースマエストロ

ミラージュ

[ミラージュ]

キャラID
: DX235-898
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 133

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ミラージュの冒険日誌

2015-08-23 20:45:24.0 テーマ:その他

なりきり冒険日誌~ロード・オブ・ザ・ドラゴン(2)【注:3.0ストーリー・ボスに関する記述有り】

◆                                                                    ◆ 

 のど元をまっすぐに狙った突きを、竜将はのけぞってかわす。続く乱れ付きは、片手で払いのけた。竜将の腕は小手の一つもつけていない生身でありながら、硬剣の乱撃をいとも簡単にさばいて見せた。手首にはちらりと光る竜鱗が見えた。
 さらに一歩踏み込み、足元をすくうような横薙ぎの斬撃。アンテロは巨体を軽やかに回せ、宙に飛ぶ。それが狙いだ! 私はしなやかに体を起こし、両腕を交差させるように追撃の剣を見舞った。が、敵もさる者。身動きの取れぬはずの空中にありながら、素早く身を丸め、くるりと宙返りをしてそれをかわす。着地!
 私は石畳を蹴って飛び込み、体をねじって薙ぎ払うように一閃。空を斬る轟音、竜将は体をのけぞらせて回避。私はさらに体をねじり、回転、横薙ぎの剣を放つ。敵はのけぞった体を戻そうとはせず、そのまま後方に手をつき、バック転でかわす。その終わり際をめがけた更なる追撃、もう一回転!
 がきり、と金属がぶつかるような鈍い手ごたえ。アンテロの腕が私の剣を真っ向から受け止めていた。

「この程度か?」

 アンテロは不敵に笑う。受け止めた腕の袖もとから蛇が顔をのぞかせ、嘲るように鳴いた。
 蛇はそのまま私の手元に噛みつこうと牙を光らす。

「推参な!」

 剣の平で蛇を打つ。と、腹部を衝撃が襲った。一瞬のスキを突いたアンテロの前蹴りだ。たたらを踏んで後退する。続く回し蹴り、体をねじっての後ろ回し蹴り、さらに足払い。旋風のような足技の嵐に、私は盾を構えて後ずさり、すんでのところで飛び退いて最後の足払いをかわす。だが猛攻は止まない。敵は一気に間合いを詰め、剣の軌道の内側へともぐりこむ。その顔には勝利の確信があった。
 迂闊! 先の先制攻撃を許したのは、私の間合いを見極めるためだったのだ。この至近距離では剣のリーチなど、邪魔になるばかり。ショートフックの連発が左右から襲い掛かる。私は徐々に後退しつつ、身を守るのが精いっぱいだった。
 背ビレを風がなぶる。ここは空中神殿。リングアウトが意味するものは極めて明白である。アンテロの連撃は確実に私を神殿の縁に追い込みつつあった。

 ふと、古い教えが脳裏をよぎった。盾を使うなら、受け流すのは下策。敵を押し返すぐらいでなければ意味がない。そう説いたのは戦記に名を残す自由騎士だ。私はその教えに従い、体重を前に傾けた。
 鉄拳と大盾が正面から、ぶつかり合い、火花を散らす。カウンターにも似たその反撃は、確かにアンテロの意表をついた。竜将の巨体がわずかに後退する。そこは私の剣の間合いだった。
 両腕を羽ばたかすように広げると、斜めに交差する連撃。さらに踏み込んでの連撃。合計四羽の隼が白銀の剣閃を描いた。

「チィ!」

 アンテロは苛立ったように後方へ飛んだ。追うように私も飛ぶ。盾を放り捨て、両手掴みの剣を天空に掲げると、雷にも似た光の理力が全身に漲り、剣を包む。アンテロは私見上げたまま微動だにせず、拳を振り上げた。フードの奥がギラリと光る。
 接触は一瞬。薙ぐ!目もくらむような膨大な光の束が竜将に襲い掛かった、かにみえた。
 だが……竜将はなおも不敵な笑みを浮かべ、光の剣を受け止めて見せた。ローブが裂け、血管の浮き出た逞しい腕が露わになる。その丸太のような腕が、ギガブレイクをも防いでみせたのだ。
 そして

「猪口才!」

 気合一閃! アンテロが雄叫びと共に腕を振り払うと、私の剣が宙に舞った。盾もない、丸腰だ。

「勝負あったな!」

 再び間合いを詰める。必勝の布陣!
 私は身を守るように両腕を交差した。アンテロの鉄腕と比べ、それは小枝のように頼りない。竜の武人は勝利を確信したに違いない。
 だが……腕を交差したまま、私は静かに呼吸を整えた。竜将は一歩遅れてそれに気付く。交差した腕は、防御のためのものではない。
 妖しく煌めく万色の光が、私の腕の内側に広がっていく。そして……至近距離まで迫った竜族を私は睨みつけた。
 両腕を開き、魔力を開放する。暴走した魔力が爆発を引き起こす! マダンテの爆光がアンテロの身体を包んだ。
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