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フォースマエストロ

ミラージュ

[ミラージュ]

キャラID
: DX235-898
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 133

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写真コンテスト

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ミラージュの冒険日誌

2015-09-06 00:02:39.0 2015-09-07 21:34:57.0テーマ:その他

なりきり冒険日誌~赤熱の荒野にて(1)【3.1新マップに関する記述有り】

○月×日

 夏もやや盛りを過ぎ、一頃は猛威を振るった太陽もようやく大人しくなりつつある。明らかに時期を逃してオープンしたジュレットの海水浴場は、早くも寂しい波の音を空しく響かせていた。
 秋近し。町を吹く風にも、そんな空気が混ざり始めた。
 もっとも、今しがた私の横顔を殴りつけた風は、そんな空気を微塵も感じさせない、殺伐とした熱風である。
 空を見上げれば、入道雲の代わりに渦巻く炎がそびえ立ち、その奥には青空の代わりに底知れぬ闇が蠢く。
 かつて、レンダーシアを訪れた際にも、その空模様に驚かされたものだったが、異常性においては明らかにそれ以上だ。
 文字通りの炎天下。私の額から汗が消えることは当分なさそうだ。
 ここは竜の国ナドラガンド。勇者の盟友の手によって開かれた奈落の門を通り、既に多くの冒険者達がこの地を訪れていた。
 私も魔法戦士団の一員として指令を受け、この地の探索に加わっている。もちろん、最終的な目的は連れさられた「器」の捜索だが、まずはナドラガンドがどんな世界なのか、それ自体を知らないことにはどうしようもない。そしてまた、勝手の分からぬ状態でこちらの動きを敵に知られるのも避けたい。
 そういうわけで、私も表向き、新世界へ乗り込む好奇心旺盛な冒険者の一人、という立場でここへやってきた。

「まあ、実際大して変わんないしね」

 お供の僧侶、リルリラは霧吹きで冷水を体にふりかけながら言った。

「観光地としては、いささか期待外れだがな」

 私はため息をついた。その拍子に、汗が顎をつたって流れ落ちる。汗を受け止めた地面はジュッと乾いた音を立て、瞬く間にその汗を蒸発させてしまった。
 炎の地獄。それが、ナドラガンドの第一印象だった。
 火山帯にも似た灼熱の大地が見渡す限り広がっている。赤茶けた岩肌の切れ目からは時折火の粉が舞い、足元を焦がす。山道から谷間を見下ろせば、そこにはやはり炎の大河。
 極め付けが、頭上の景色だ。ナドラガンドには、太陽も青空もないのだろうか。溜息一つ。灼熱の空を見上げ、早くも私は真っ青なウェナの空を懐かしく思うのだった。
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