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フォースマエストロ

ミラージュ

[ミラージュ]

キャラID
: DX235-898
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 133

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写真コンテスト

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ミラージュの冒険日誌

2016-02-14 19:51:37.0 2016-02-14 20:20:48.0テーマ:その他

ショウほど素敵な商売はない(13)~なりきり冒険日誌【スパスタ職業クエのネタバレ有】

「何があったの!?」

 ダンスルームに駆け込んでくる影があった。サルバリータだ。騒ぎを聞きつけたのだろう。
 部屋に入り、一目で状況を把握すると、流石の彼女も絶句した。

「なんて……なんてこと……」  立ち尽くすその姿に、プレシアンナは冷笑を浮かべた。サルバリータが涙ながらにクリスレイの名を叫ぶと、それはあからさまな嘲笑へと変わった。

「とっくに錆びついたと思ってたけど、名演技ね、おばさん」

 腰に手を当て、見下した瞳で彼女をみつめる。

「知ってるわよ。あなたがとっくにその子を見限ってること。本当は厄介払いができて嬉しいんじゃないの?」

 クリスレイの肩が震えた。それが苦痛によるものか、言葉によるものか、定かではない。
 治療を続けるリルリラと、二人に駆け寄ったラスターシャも一瞬、動揺の色を見せた。
 そしてサルバリータは、ぴくりとも動かなかった。

「それとも本当に悲しんでるのかしら。若手へのかませ犬としては使えるものねえ。便利な道具が壊されて悔しい?」

 サルバリータは、ゆっくりとプレシアンナに振り向いた。表情は、見えなかった。

「何かしら、その目。おお怖い」

 大袈裟な仕草でプレシアンナは挑発する。

「昔は優しかったのにね。新人だった私に、いいライバルになれる、なんて言ってさ。素敵な先輩だって思ってたわ。本当よ?」

 トップスターはクスリと笑う。

「ま、あなたは私の才能に嫉妬して、勝手に自滅していったけどね」

 そして彼女はクリスレイを一顧だにせず、その傍にいたラスターシャに歩み寄った。

「あなたは違うわよね、ラスタ」

 プレシアンナはラスターシャの肩に手をかけ、熱にうかされたような瞳で彼女を見つめた。その瞳が徐々に近づいていく。

「私の舞についてこられるのはあなただけ。ルシャン役、期待してるのよ?」
「馴れ馴れしく呼ばないで」

 ぱしんと、その手を振りほどき、ラスターシャはクリスレイの看護に戻った。
 
「怖~い」

 肩をすくめ、稽古場を去るプレシアンナと入れ違いに、誰かが呼んだ治療院の医師たちがかけ込んで来た。リルリラが彼らに指示を飛ばし、応急処置を続ける。
 サルバリータは、ただ立ち尽くしていた。
 その日の稽古は、中止になった。
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