目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

フォースマエストロ

ミラージュ

[ミラージュ]

キャラID
: DX235-898
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 133

ライブカメラ画像

2D動画 静止画

写真コンテスト

{{ photoImg }}
さつえい日  :  {{ photoDate }}
さつえい場所  :  {{ photoZone }} ({{ photoWorld }})
{{ photoImg }}
{{ photoImg }}
{{ entryTitle }}
{{ mangaImg1 }}
{{ mangaText1 }} 
{{ mangaImg2 }}
{{mangaText2 }} 
{{ mangaImg3 }}
{{ mangaText3 }} 
{{ mangaImg4 }}
{{ mangaText4 }} 

ミラージュの冒険日誌

2017-01-04 18:35:26.0 テーマ:その他

戦場は、海(3)~なりきり冒険日誌【ver3.4に関する記述有り】

 鉾を構えた敵の姿に我々は身構えた。突撃に備える……だが、それは敵の策略だった。
 不細工な笑みを浮かべた魚人はそのまま鉾を海中にかざし、呪文を詠唱し始めたのだ。
 海流がざわめく。深海の水に変化が生じ始めた。
 そして次の瞬間、海流が竜巻に化けた。ガイオス古海に渦潮が巻き起こる。

「ちぃッ!!」
「野郎ッ!!」

 極大真空呪文! あの化け物は水中で真空呪文を使ったのだ。風なき海底で巻き起こるのは旋風ではなく、渦巻きだった。
 海流に翻弄され、渦潮に閉じ込められる。身動きが取れない。
 一方、深淵魚は渦の上方に跳ね上がり、台風の目をめがけて突撃を敢行する。動きを封じられた獲物はなすすべもなくその牙にかかるのみ。
 奇策だが、理に適っている。キュラスの必勝戦法といったところか。
 だが、奴の誤算はウェディ二人をこの渦に閉じ込めたことだ。

「ミラージュ、やるぜ!」
「おう!」

 私とヒューザは渦の中で向き合い、お互いの足の裏を蹴った。
 二つの魚影が左右に別れ、渦を突き抜ける。脱出!
 キュラスの突進が渦を縦断したのはその直後だった。
 渦を引き裂く深淵魚の巨体が、無数の泡を生み出しながら落下していく。
 深海を気泡が満たした。白い霧のように視界を遮る泡の群れに、キュラスは我々の姿を見失ったようだ。
 それが隙になる。
 泡が散り、視界が開けた時、彼の目は確かに捉えただろう。気泡の裏側、己の頭上。自身が切り裂いた海流の道をそのままたどり、二人のウェディが急降下するのを。
 刃がきらめく。深海にどす黒い血が滲む。
 細剣が魚鱗を穿ち、大剣が骨を断つ。
 深淵魚は泳ぐこと能わず、そのままさらに落下した。墜落先は、あの沈没船の甲板である。
 二人のウェディがその後を追い、静かに着地する。

「終わりにするか」
「おう」

 深淵魚のヒレが怯えたように震えた。
 勝敗はもはや明らかだった。
いいね! 8 件

ログインしていないため、コメントを書くことはできません。


戻る

ページトップへもどる