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フォースマエストロ

ミラージュ

[ミラージュ]

キャラID
: DX235-898
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 133

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ミラージュの冒険日誌

2017-02-18 22:20:05.0 2017-02-19 01:51:54.0テーマ:その他

魔法戦士、紫獅鬼に挑む~なりきり冒険日誌【バトルルネッサンス、ソロ道具無し挑戦】

 紫色のたてがみを持つ獣人が私の前に立ちはだかる。ルネデリコのバトルルネッサンス。思わぬ強敵として私を苦戦させているのが、この紫獅鬼バイロゼオだった。

 彼は群れて狩りをするタイプではない。己の力に絶対の自信を持ち、単独での戦いを旨とする。通常、こうした相手は与し易い。複数攻撃により全員が一気に倒されることが無いからだ。
 だが彼はそれを補うかのように範囲攻撃の名手だった。
 あの牙王やダークキングも使った紫雲の竜巻のおかげで、耐毒装備のないメンバーは常に気が抜けない。
 ダークキング掃討戦もやや峠を越したと思われる今日この頃、毒への対抗手段を完璧にしている僧侶は酒場にはそう多くないのだ。
 獣じみた掌から発する紫電のいかずちも、数名がまとめて喰らえばひとたまりもない。
 そして山刀を振りかざしての一撃、裂気斬は一切の補助魔法を無効化しつつ斬撃を加える、油断ならぬ大技だった。この一撃の前には、天使の守りに包まれた僧侶と言えど安全とは言えない。
 加えて防御面もかなりのもので、己の傷を徐々に癒す活性の呪法を身に着けている。これを打ち破るには賢者、もしくは爪使いの技に頼らねばならないだろう。
 
 まずは久しぶりに武闘家を雇い、僧侶二人と共に挑む。
 ……回復が追い付かず、敗北。
 ならば回復を厚くしようと武闘家の代わりに賢者を投入。
 ……範囲攻撃に3人が巻き込まれ、敗北。
 せめて敵の行動回数を減らそうと盗賊を起用。なかなか安定したかに見えたが、ここでも裂気斬に3人が巻き込まれ、優勢の状況から一瞬にして敗北が確定。
 道具を使えない、という条件がここで大きく響いてきた。何しろ、私は蘇生回復を世界樹の葉と雫に頼らざるを得ない魔法戦士。道具への依存度は道具使いの比ではないのだ。
 一応、蘇生技として復活の杖があるとはいえ……武器を持ち替える手間と発動時間を考えると、頼れる技とは言い難い。
 要するに、蘇生職が全員倒された時点で敗北が確定する。そしてサポートメンバーは奇妙なほど固まって行動する習性を持つため、まとめて裂気斬の餌食になるのである。

 ことここに至って、私は自分の甘さを噛みしめてた。
 スマートに勝つことに拘りすぎた。禍乱の竜以外は、問題なく勝てるだろうと軽く見ていたのが間違いだった。
 そう、捨身にならねばならない。この紫獅鬼は他の獣鬼とは一味違う。
 なりふり構っていられる相手ではないのだ。  と、いうわけでなりふり構わぬ構成で挑むことにした。
 魔法戦士の私と、僧侶三名。さすがに三人いれば一人ぐらいは生き延びてくれるだろう。
 だが、この構成では爪使いも賢者もいない。活性の呪法を破る秘策はあるのか?

 無い。
 そんなものは無い。ならばどうする?

 ……どうもしない!
 敵が次々と傷を癒していく様を、指をくわえて見守るのみである。
 これまでの戦いで、私の攻撃力と敵の回復力では、わずかに私の攻撃力が勝ることがわかっていた。
 あとは、持久戦。こちらも僧侶三人の回復力でそうそう全滅したりはしない。延々と戦い続けるのみ。

 一切の補給なし、道具の仕様も禁じられて、そこまでの持久戦が実現できるのか?
 ……できる。魔法戦士にはできるのだ。
 マジックルーレットで延々と魔法力を回復し続け、延々と戦い続ける。
 敵の狙いを少しでも拡散するため、私は常に僧侶とは距離を置く。敵が僧侶を狙ったなら、私はその背後に位置取る。壁などという戦術は、捨てた!

 死闘51分。
 ここが魔法の迷宮なら、とうに追い出されている時間だが、バトルルネッサンスに時間制限はない。
 長い長い戦いの末、ようやく紫獅鬼の身体が世界樹の枝に沈んだ。
 
 肩で息をする我々にしかし、ルネデリコは冷めた視線を投げかけた。

「どうも、ねえ……」

 芸術家は首を振る。

「時間ばかりかかって、華麗とはとても言えない戦いぶりじゃあないか。これでは観客が飽きてしまうぞ」
「無茶を、言ってくれる……」

 私は反論する気力も無く、その場に座り込むのだった。

 とはいえ……
 まだ戦いは終わったわけではない。むしろ、ここまでは単なる前哨戦である。
 私の前にはまだ、最大の敵が残っているのだ。

 額縁から、威風堂々たる体躯を持つドラゴンが挑発的な笑みを投げかけた。
 禍乱の竜。あのバイロゼオをすら、使い魔の一匹として使役する大物が、疲労困憊の私へと容赦なく牙をむくのだった。
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