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フォースマエストロ

ミラージュ

[ミラージュ]

キャラID
: DX235-898
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 133

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ミラージュの冒険日誌

2017-11-11 17:09:43.0 テーマ:その他

魔法戦士、ピナヘトの狂気に挑む(2)~なりきり冒険日誌【バトルルネッサンス・ソロ道具無し挑戦】

 私はあるアイディアを実行に移すことにした。

 氷魔フィルグレア。その名の通り氷の魔人である。攻撃の多くが氷の力を帯びている。
 では、氷への耐性を100%まで上げることができたなら?
 通常、それを実現するにはかなり高額の装備が必要となる。だが、魔法戦士にはまだ最後のとっておきがあった。  アイスフォース。フォースの宝珠を加えることで、最大11%の耐性上乗せを実現する。私とリルリラが宝珠を組み替え、この恩恵を得られるようにしたならば……。

 ……無論、氷魔は氷の攻撃を完全に防ぐため、普通に考えればアイスフォースの使用は自殺行為である。
 だが、魔法戦士にはライトニングソードという武器がある。戦士にはフューリーブレードがあり、魔法使いの呪文ならばそもそもフォースの影響を受けない。
 アイスフォースを身にまといつつ、氷以外の攻撃を行う方法はいくらでもあるのだ。ならば、フォースを防御的に使ってみるのも一つの手ではないか。

 アイスフォースの11%に加えて氷耐性宝珠の6%、アイスタルトの19%、氷闇の首飾りで最大29%。ここまでで合計65%。
 残る35%を装備品で整えれば100%耐性を実現できる。
 盾と鎧にそれぞれ18%の錬金で足りる計算だ。
 ここで、それぞれ、というのが大きな目玉となる。
 一つの装備品に氷耐性を二つ以上つけた場合、価格は跳ね上がる。
 だが、一つだけならば手の届く価格である。決して不可能ではない。
 私とリルリラが100%の耐性を整え、モンスターの誰かにも同じ装備を与えて80%以上の耐性を実現する。
 これで生存率は格段に上がるはずだ。
 もっとも、ブレイクブレスさえ喰らわなければ、だが……。

 ……考えてみれば直接攻撃に毒の竜巻と、氷属性でない攻撃も脅威である。
 果たしてこれでうまくいくのか……?
 不安になった私は耐性18%の盾を購入したところで一旦踏みとどまり、アイスフォース戦術をとりあえず試してみることにした。
 そこで私は、自分の無知を知ることになる。
 アイスフォースで攻撃を防ぐ、という戦術自体は確かに有効だった。
 素の状態で攻撃を受けても、余裕をもって耐えられる。100%にすれば万全だろう。
 だが、問題は攻撃である。
 作戦通りライトニングソードを装備し、フォースブレイクを放ったその時、事件は起こった。

 理力の渦が、氷魔の鎧に阻まれる。
 思わず私は手元を確認した。確かに、ライトニングソードを手にしている。アイスフォースはともかく、雷の力は無効化されないはずだ。
 念のため、普通に斬りかかってみる。やはり通じる。何かの間違いかと少し時間を置き、再びフォースブレイク。
 またも弾かれる。
 頭の上で疑問符が踊った。
 自分の行動と結果を照らし合わせ、整理する。

 ……結論は一つ。

 フォースブレイクは、フォースの影響は受けるが、武器属性の影響は受けない。
 
 敵を知り己を知れば、とはよく言うが、私は自分自身を知らなかったらしい。これでは百戦危うく恐ろしい。
 フォースブレイクが無くても戦えないわけではないが、それなりの資金をはたいて実行する作戦がこれでは少々腰が引けてしまう。
 結局、私は作戦を断念した。
 ま、おかげで一つ賢くなったのだし、この知識はどこかで役に立つだろう。購入した装備も、盾だけに無駄にはなるまい。そう思うことにする。

 さて……
 結局目の前のフィルグレアにはこれといった策が無くなってしまった。
 無策のまま何度か挑んでみるが……
 ここで私は、思いがけない幸運を手にすることになる。
 
 エステラ殿がクリスタルを召喚した、まさにそのタイミングで二人の戦士がチャージタックルを連発し、行動を封じる。
 その隙にクリスタルは力を蓄える。
 そしてクリスタルが力を開放したのは、偶然にも氷魔がミラーリングを使った直後だった。

 二体の魔人の攻撃を無効化しつつ一体に攻撃を集中する。総攻撃が氷魔を襲い、クリスタルが崩れた時、氷魔もまた分身を失っていたのである。
 残る一体を倒すことはさして難しくない。予想外にあっさりとした勝利だった。

 過程はともあれ、勝てば勝ち。その通りだ。
 だが、どこか釈然としない気持ちが残った。
 氷魔という一種のトラウマを払拭するためには、偶然の勝利では駄目なのだ。
 目指すは、必然の勝利。
 私は再びキャンバスの前に立った。
 偶然の勝利は、決して無意味ではない。勝てる展開を体験したことが、私に一つの閃きを与えてくれた。
 再び、この魔物の登場である。
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