※この物語はフィクションです
俺はたかし。ドラクエXを始めて半年。
ぼちぼち称号戦なんかにも挑めるようになってきた。今日も称号獲得をかけて、宿敵最強スコルパイドに挑んでいる。
Aさん「色が変わったぞ!いいペースだ!」
Bさん「災禍きました!いくよ!」
たかし(いいところを見せてやんよ!1回…2回…いまです!)「うおおおおお!ライガークラッ…」
スコルパイド(こっから3回行動だよ?)
スコルパイド「ブラッドウェーブ」
たかし「あああああああああああああ」
……
そして集中力の糸が切れた俺は、結局この日も称号未獲得に終わった。
たかし「また負けちまったよクソが。ちゃんとフォローしろよな。ほんと使えねーパーティだったわ!」
???「どうしたんだ?たかし。」
こいつは【まもる】
常闇・聖守護すべての称号をもっており、そのことを鼻にかけない。さらに、エンジョイ勢よりの遊び方も上手で、常にまわりにはたくさんのエル子ちゃんをはべらせている。いけすかないやつだ。
まもる「そんな顔すんなよ☆イケメンが台無しだぜ☆」
たかし「うるせぇな。ポストにうまのふん詰めんぞ」
まもる「ハハッ。いつもナナちゃんに詰められてるやつだろ?懲りないやつだな☆」
ナナちゃんとは、俺が想いをよせる【ゆるふわエル子ちゃん】だ。
ナナちゃんの自宅前でインするのを待っていたり、ポストをラブレターで埋め尽くしたりと情熱的に想いをアプローチしてきた。
その甲斐あってか、最近ではお返しにうまのふんをポスティングしていってくれるのだ。
たかし「そんなお前は、今日もエル子ちゃんはべらせてサソリでもいくのか?」
まもる「いや、スコルパイドはもう3人討伐も済ませたしね。今日はみんなとバトエンするつもりだよ☆」
たかし「バトエン?あのクソつまらなさそーなやつ?」
バトエン。バトルエンゲージ。昔みんな遊んでいたバトル鉛筆がドラクエX仕様にアレンジされた遊びだ。正直この時の俺には、バトエンなんかにうつう抜かしてるまもるが、なぜ最強スコルパイドを倒せるのか理解できなかった。
to be continued…