~前回までのあらすじ~
スペック最強まもる!スコルパイドに負けた俺を尻目に、今日も逆ハーレムエル子ちゃん添え!
一方でガチ勢にもエンジョイ勢にもなりきれない俺!たかし!
たかしは、まもるが今日はバトエンをして遊ぶことを知り、エンジョイ勢とガチバトル勢の両立に嫉妬の嵐!
たかしの堪忍袋という名の宝石袋が、僻みのジュエルではち切れそうになっていた!
※この物語はフィクションです
たかし「バトエン?あのクソつまらなそーなやつ?」
のっけからディスっていくも、まもるはニコニコと表情を崩さずにこう切り返した。
まもる「そう見えるかもしれないんだけど、実は高い戦略性と駆け引きが求められるんだ。それでいて、初心者でも熟練者に勝つことができる。とてもよく出来たゲームなんだよ?たかしもやってみないかい?」
たかし「いや、俺それどころじゃねーし。ナナちゃんの自宅前で待機…じゃなくて、スコルパイドの動画みなきゃだし。」
まもる「あまり根を詰めすぎるなよ?俺も昔はそうだったんだ☆」
そう言うと、まもるは自らの過去と今に至るまでを語り出した。あまり興味がなかった俺は、鼻くそをほじりながら聞いていた。
ざっくり言うと、称号戦ばかりで疲れていた時に、気分転換にバトエンを始めた。すると、リラックスできて肩の力が抜けて、あとエル子ちゃんも寄ってきて、称号戦も順調にこなせるようになった。
そんな話だった。誇大広告もいいところだ。
たかし「でも、お前。エル子ちゃんとイチャイチャしながらやるんだろ?俺なんかが入っていいのかよ。」
まもる「誤解だって☆ほら!一緒にヤってみよーぜ☆」
たかし「少しだけな?チュートリアルもまだだぜ?」たかし(クソが!そろそろナナちゃんがお風呂からあがってインする時間なのによぉ!)
まもる「たかし、初めてなのか?優しくするからな…☆」
こうして俺は、初めてのバトエンをまもると遊ぶことになったのだった。
そんなことよりナナちゃんが気になり、フレンドリストに目をやりログイン状況を確認する。
直後、俺は自分の目を疑った。
そこにあるはずのナナちゃんの名前がなくなっていたのだ…
to be continued…