ゆかの冒険日誌

夫のサブ愛は今に始まったことではない。
色白上げ髪の金髪エル子にカジノバニースーツのライトブルードレアにして、メインよりむしろいい装備を着せてみたり、、メインで頑張っていないレベル上げを妙に頑張ったり。こはるというエル子に、いわば恋をしているのか、もしくは娘を愛でるような気持ちでいるのか、私にはもはや測り得ない。

子供の寝かしつけでいつものように寝落ちする私。薄れゆく意識の中、一緒に寝かしつけをしていた夫がのそのそと起き上がるのを見た。「あぁ、ドラクエ入るんだな、、zzz‥」。。。

夜中、トイレで起きた私。
煌々と明かりがつくリビングで、夫が私のwiiを操作していた。
私「ん？？」
夫「あ‥ごめんなさい、ごめんなさい。。」
‥

このところ、夫はサブのエル子の旅芸人を強化するのに心血を注いでいた。回復魔力とおしゃれを1000にするとハッスルダンスの回復が270にも及ぶ、と、息を荒くして力説していた。
そんな夫は、最終仕上げにハッスルダンスの宝珠がたまらなく欲しくなったようで、私のメインを2垢操作し、さらには私のメインの宝珠の香水を無断で多量に消費していたようだ。しかも、わたしが起きた段階で、ターゲットのモンスターを間違えていたことに気づき、まさにしょんぼりしていたところであった。
背中を丸くし、縮こまる夫。
最終的には手に入れたようだ。

そんな夫を愛しく思う。あぁ、そう思う。