■エルフ男性、 エルオ(仮)
■人間少年、 エックスくん(仮)
■エルフ女性、 エル子ちゃん(仮)
■そして、ハヤミン
この4人が繰り広げる、総選挙迷宮
【■■■ボス前■■■】
エックスくん「僕もエル子ちゃんと結婚する」
エルオ「俺も結婚するから」
エル子ちゃん「うーん」
えーと、エックスくん?どうしたエックスくん?なに?初夜って言葉に食いついたの?エルオがいけるなら、僕も行けると思ったよね。欲望抑えきれなかったのよね。ダメだこの展開。ハヤミンも空気を読んで「ハヤミンもエル子ちゃんと結婚する!」と絶対に言うべきなんだ。だけど、今までこの状況に突っ込んできたのに、急に気持ちを切り替えられない。なんだろう、これがプライドなのかな。ここでその発言して「どうぞどうぞ」な展開んであれば、喜んで応じよう。しかしそんなことが起こるわけがない。
ハヤミンがモタモタしているのを感じ取ったのか、エル子ちゃんから、ハヤミンへ提案がきた。
エル子ちゃん「ハヤミンも、私と結婚しよ!」
ハヤミン「うん、する♪」
という言葉を入力までして、すぐ消した。あぶないあぶない。さっきまでのエルオ主導権から、エル子ちゃんに主導権が移動してる。まずい。この空気を変えるべきだ。変えるしか無い。さっきから、エックスくんが扉の付近から動こうとしない。心ここにあらずだ。本当のモンスターはここにいるというのに。・・・ひらめいた。
ハヤミン「こうしよう!これが終わったらエル子ちゃんに、誰と結婚するか選んでもらおう」
一同「おお!!」
こうして【俺、この戦いが終わったら結婚するんだ】が実現した。
エル子ちゃん「よろしくおねがいします」
もう、男3人からは「よろしくお願いします」の言葉はない。本当のよろしくおねがいしますは、ボスを倒した後、エル子ちゃんから自分だけにむけられた「よろしくお願いします」だ。
そう、俺たちの戦いはここからだ!!
ご愛読ありがとうございました。
ハヤミン先生の次回作にご期待ください。