旅芸人の修行も一区切り。曲芸の最高技、ハッスルダンスも覚えた!
旅芸人をここまで極める人も少ないときき、少し自信がついてきた。
今日は、さらなる高みをめざして、スーパースターへの転職に挑戦する。
イリアといっしょに、メギストリスの酒場をたずねて、サルバリータさんに転職の条件をきいた。
「スーパースターたるもの、通りすがりの人にも応援されるくらい、カリスマ性がないと!」
道行く人に「おうえん」してもらって、スーパーハイテンションで敵を倒す。
難しすぎる課題に、アタシは早くもあきらめモード。
「大丈夫、助っ人呼んだから♪」
キラキラ大風車塔の前で、プクリポの冒険者と落ち合った。
「よ、イリア!ランははじめましてか?」
グロージャン、イリアと付き合いの長い上級冒険者だ。旅の知恵を伝授してくれるらしく、よく話に出てくる。
「さっそく行くぜ~!」
ひとつに結った髪を軽快に揺らしながら、イリアとアタシを「おうえん」してくれた。
ほどなくテンションが上がったところで・・・
とどめを刺しやすくするため、キラージャグリングでガンガン攻めてくれる。
そして・・・
「お、体力がやばいぞ。そ~れ、ハッスル♪ハッスル♪」
あっという間に、試験クリア。
「ありがとー、グロージャン♪」
「おう!またなー」
サルバリータさんに報告して、スーパースターに転職できるようになった。
なったけどさーーー・・・・。
いいのか!?サクラ「おうえん」で!?
芸を見せる者、カリスマ性をあきらめていいのかっ!?
ってか、グロージャンの本職って前衛職じゃなかったっけ?
なんで旅芸人極めてんの?
しかも、キラージャグリングとか!ハッスルダンスとかっ!華麗に決めてるしーーー!
あーーーーーーーーーーーー。
モウヤダ・・・・。(沈)