はぁ・・・・。
ナブナブ大サーカスすごい・・・。
興奮冷めやらず、しばらく席に座ったままぼーっとしてしまった。
・・っと!団長さんにあいさつに行かなきゃ!
楽屋では、おしゃれな装備を身にまとった冒険者たちが列を作っていた。
「こ・・こんにちは。すみません・・・こんなボロい装備で・・。」
順番を待っている間、傷だらけの銀のよろいが急に恥ずかしくなって、ちょっぴり卑屈なあいさつになってしまった。
「あはは。装備は傷んでナンボだろ。」
団長で町長のナブレットさんは、軽快に笑ってくれた。
「華やかなステージの裏には、地味で過酷な仕事がある。おまえさん根性ありそうだし、機会があればヨロシクたのむよ。」
「はいっ!」
サーカスは楽しかったし、ナブレットさんは気さくな方だったし♪
オルフェアさいこー!
いつか、何かお役に立てるといーな。
さて・・・
サーカスでアクロバットケーキ食べそこねたし、駅で買おっかな。