「やっぱり、ジュレットで3人で暮らさない?」
ユキと新しい土地の話で盛り上がってたら、ポツリとランが言った。
「ち・・・・近い方が便利じゃん。素材の受け渡しとか・・・・」
さびしいの?と言いかけて、やめた。
ユキも、何か察した感じだった。
「オイラ、全然問題ないよー。いつも鉱石とかもらえてすっごく助かってるもん!」
「私まで、おうちのお金出してもらっちゃって・・・・。ジュレットあったかくて住みやすいですわ♪」
分かりやすいくらい、ランの顔が明るくなった。
「い、一応・・・3軒分空いてるとこ探したんだ!ここと・・・ここと・・・」
「ラン、さびしかったのかな・・・」
「私も・・・離れるのちょっとさびしかったから、よかったですわ♪」
ユキとふたり、夜食の買い出しに出かける。
「これからも3人でトランプして遊べるね」
「くされ縁のはじまりですわ♪」
ユキとふたり、顔を見合わせて笑った。