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孤高のいじられキャラ

トン

[トン]

キャラID
: IP182-054
種 族
: ドワーフ
性 別
: 男
職 業
: パラディン
レベル
: 94

ライブカメラ画像

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トンの冒険日誌

2014-07-04 12:34:14.0 2014-07-04 15:25:55.0テーマ:その他

グレンの採掘改革のお手伝いをした!

「だめだ!トロッコなんか作れねぇ!そんな予算はねぇっ」
武器鍛冶ギルドマスターのラセドさんが叫んだ。
もう、何日も同じ会議してる・・・。

「だいたい、後処理設備の効果も分からない内に予算の追加なんかできるかっ!」
グレンの採掘をもっと効率よくするために、武器鍛冶ギルドで行っている後処理の一部を採掘現場で行う。
今、ギルド内の後処理を行っている場所を、新たに武器鍛冶の場所として開放する。
ドワチャッカ大陸アクロニア鉱山でのノウハウを提供しながら、グレンの採掘処理の改革をお手伝いしていた。

室内に暗い雰囲気が漂う。
「やはり、鉱石を運ぶ人足を手配しないといけませんな。」
「ここは、これまで通りか・・・。」
後処理をした鉱石を運ぶためのトロッコは、ドワチャッカ大陸では見慣れた光景だったけど・・・・
緩急著しく、地質の硬いオーグリード大陸では、線路を敷くのにも多大な労力が必要になる。
会議出席者もみな無言のまま。
これまで通り、これからも鉱石は人の足で運ぶ方針で決まりそうだった。

「あ・・・あの」
部屋の入口で警護していた若い兵士が沈黙をやぶった。
会議の外からの発言に、みんな反応する。

「なんだ、何か言いたげだな」
ラセドさんが、暗い雰囲気のまま話の続きを促す。
「私たち若手兵士は、基礎訓練の一環で岩を抱えて歩いているのですが・・・」
「だからなんだ」
「鉱石の運搬を、訓練の一環で行えたらと思って・・・・」
「!!!」
その場にいた誰もが顔を見合わせた。

「それよ!」
武器鍛冶ギルドのお世話をしているシャナンさんが喰いついた。
「鉱石の運搬を足腰の鍛錬として、若手兵士に担ってもらう!一石二鳥だわ!」
ただ岩を運ぶのではなく、鍛錬の一環として掘り出された鉱石を運搬する。
考えそうで、誰も考えなかった方法。
一名を除き、みんなの顔がみるみる明るくなった。

「わるくないアイデアだが・・・ひとつ問題がある」
暗礁に乗り上げた議題に光が射したかにみえたのに、ギルドマスターのラセドさんの顔が晴れない。
みんな不安げにのぞきこむ。

「お、オレとジダン兵士長はあまり仲が良くない」

・・・・・・・・。
一同シーンと静まり返る。

「マスター、その理由は議論の余地がありません。すぐにジダン兵士長をお呼びして!」
シャナンさんは、バッサリ切り捨てた。


グレンの採掘をよくするために、グレンの人たちが協力してる。
オイラの手助けは、もう必要ないみたい。
後は、みなさんにお任せしよう。
「あ、あの・・・オイラ、アクロニア鉱山で使っている採掘道具の手配に向かいます」
「おお!取引商のイジウスに話を通してある、いい採掘道具を仕入れてくれ!」
苦笑いのラセドさんと笑顔のみなさんに見送られて、会議室を後にした。
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