岳都ガタラに、古い神カラクリを直してくれる人がいる。
そんなウワサをきいて、やってきた。
メンメさんというその人は、神カラクリの声が聞けるらしい。
遺跡の片隅に、見つけてくれる人を待っている神カラクリの残骸がいると教えてくれた。
ウルベア地下遺跡で見つけた神カラクリの残骸は、ひどいありさまだったけど、メンメさんが直してくれた!
直してもらったドルボードをもって、レーナム緑野にやってきた。
花や緑がいっぱい♪
オイラの体重でも、ちゃんと浮くかなぁ・・・。
おそるおそる乗ってみる。
一瞬沈んだドルボードは、ちゃんと浮き上がり、操作してくれるのを待ってるみたいに静止した。
カチャカチャ、グイッ!
急発進したドルボードに、振り落とされそうになったけど、レバーをしっかり握って耐えた。
これはスゴイ!速いっ!
歩くよりずっと速く移動できる古代の乗り物に、並々ならぬ先人の知恵を感じた!
ドルボードで通った後を振り返る。
風に、草花が揺れていた。走った跡が全くない。
これを作った人は、草花が大好きだったりしたのかな・・・。
自然を傷つけないやさしい乗り物に、並々ならぬ先人の愛を感じた!