自分はメイン武闘家で、多分根っからのアタッカー気質なんだと思うのだが、アタッカー職の適性とは何かについて考えてみた。
アタッカーに必要なものは何か、それは失敗を恐れない性格だと思う。もう少し分かりやすく言うと、一か八かで、切り込んでいける瞬時の決断力だ。こう書くとカッコいいが、別の言葉で言うとバカだ。ドラクエ用語で言えば脳筋とも言う。もちろんただの脳筋ではダメで、さっき書いた瞬時の決断力が必要だ。瞬時の決断力とは「イケる」と判断して一気呵成をかける野生のカンだろう。例えば、自分に聖女や女神がかかるとする。これは僧からの「ガンガンいってくれ」のサインで、もちろんタゲ下がりはいつの時でも基本だが、あとは多少無茶でも果敢にアタックして削っていかなければならないことを意味する。攻撃は最大の防御なのだ。
一方、僧侶に代表されるディフェンダーに必要なのは、失敗しない慎重さだ。僧侶が死んでしまうとゲームオーバーなので、失敗は許されない。僧をやる人に一か八かで判断されては困るのだ。アタッカー気質の強い人が僧をやると「まだいけるだろう」というプラス思考で、PTを死なせてしまうことがある。僧侶に必要なのは、希望的観測ではなく、常に最悪を先回りして予知していくマイナス思考の組み立てが重要なのだ。三手先くらいまで読む将棋的判断が必要なんだと思う。しかしアタッカーは違う。いちいち三手先までの最悪の展開なんて読んでいたら、攻撃が後手後手の消極的なものになってしまい殲滅時間が遅れてしまう。それより被弾を恐れず、ガンガン削っていくべきだ。
で、ここから先が脳筋との違いなのだが、タゲ下がりといった基本は言わずもがなで省略するが、攻撃のタイミングが大事だ。例えばマジンガーのグランドインパクトなど、致命的な範囲攻撃を持ってる敵に対しては、常に相手の攻撃後に攻撃を目指したい。自分の技にかかるモーション時間からの逃げられる時間計算を忘れてはならない。しかしマジンガーAの場合は、もたもたしてるとBが来てしまうので、この場合聖女がかかっていれば多少無理しても、殲滅時間優先でもかまわないというのがある。またキングヒドラの連続かみつきのように、被弾をPTで分散してくらう必要がある場合は、逆に逃げずにタゲに集まってあげないといけない。
武闘家の強力な必殺として突出しているのが、一喝だ。他の足止め技が1ターンが多いのに対して、2ターン分、それも全員止められる必殺は、チートと呼ばれるまでに強烈だ。しかし、その分モーションが長い。長いゆえに、例えば、一喝の発動中に、バラモスプロスのネクロゴンドをくらって死んでいく武闘家、という悲報を見かけるが、残念なことだ。自分が無防備になる時間をちゃんと計算して発動しなければならない。
武闘家で最悪なのは「バイキバイキ」と叫ぶヤツである。ませんをやってみれば分かるが、ませんもけっこう忙しい。もちろんうっかりして切らすこともあるが、そういう時でも言われればいい気はしない。「バイキなんか切れていたって、その分タイガーを2倍叩き込んでやるー」というくらいの気概がアタッカーには必要だ。または、待っている間にテンションを上げておくとか、他のメンバーにせいすいを補給しておくとか、やることはあるはずだ。すぐ気づいてくれると思うし、それでも放置されるようなら、次から組まなければいい。
と、ここまでつらつら書いてしまったが、これはまだアタッカーを目指す人への「やまだ五輪の書」のほんのさわりだ。もちろん書いた自分自身出来てないことばかりである。出来てないから自分への課題として書いたまでで、地雷と言われないよう、これからも修練していきたい。