ドラクエ10をやっていて感じるのは世代の差で、とくにそれを感じるのは名前だ。たとえば「ドラゴンボール」からつけられた名前はとても多い。メギへ行って石を投げれば“ごくう”“カカロット”に当たり、その当たった石がはねかえって“ベジータ”“そんごくう”に当たる。
自分の思い入れのあるキャラの名前をつけるのは当然であり、「ドラゴンボール」世代ということで、あたしは「ドラゴンボール」関連の名前を見るたびに「ふむふむ推定年齢40代前後かな」と推理している。ジャンプ黄金期の人気作品は他にもたくさんあったけど、「ドラゴンボール」関連の名前がとくに多いのは、鳥山明という共通項のせいだろう。あとは若干「北斗の拳」が多いかな、と思うくらいだ。
世代間と言えば、ドラクエは30周年だが、ここでも世代間格差を感じる。ちょうどいまローラ姫のイベで盛り上がっているが、あたしはイマイチ盛り上がれない。というのも、あたしが初めてドラクエをやったのはDS版のⅣからで、その後はⅤ、で、ⅠとⅡをやったのは、だいぶ後のWii版だった。
結論から言うと、ⅠとⅡはあたしにとってただのダルいつまらないゲームだったということだ。この感覚はリアル世代には分からないかもしれないけれど、それだけⅣやⅤの完成度が高かったわけで、そのあとに初期のものをやればもの足りなく感じるのは仕方ないと思う。
つまり何が言いたいかというと、リアル世代がとてもうらやましいということ。ⅠとⅡの感動って、ⅣやⅤを知ってしまった後からじゃ絶対に味わえないんだよ。あたしもきっとⅠやⅡをリアルタイムにやっていたら、学校行くのも忘れて徹夜したと思う。でもそれは悔しいけど絶対に不可能。だからチームチャットで、リアル世代たちが、すごく楽しそうに過去作品の話をしているのをみると、それも同じ話を何回もしているのを見ると、本当にうらやましくて。ポケモン世代のあたしには決して味わえない感動なんだろうな。