アルラウネの冒険日誌

ときどき、異性を連れ込む


いやね、このあいだ家に帰ったらさ。
知らない女が戸口に立っててさ、声かけたらよっぽどあわてたのか

「好きな食べ物なんですか」

とかいきなりわけのわからないこと聞くわけよ。
あげくのはてに妙な紙筒渡してきて番地指定で届けてくれって、わたしを家から遠ざけようとするというね。
わたしは冒険者だから頼まれたらいやとはいえないし。

あとでコンシェルジュに聞いても知らないとすっとぼけてあっちむいて本読みだす始末。

こりゃ絶対なんかあるとにらんだね。
いつかしゃべらせてやる…。