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ビギナーズラック

スムラ

[スムラ]

キャラID
: GF382-566
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: 戦士
レベル
: 114

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スムラの冒険日誌

2017-08-09 12:42:48.0 2017-08-09 12:55:45.0テーマ:仲間モンスターじまん

〇〇は△△の裏返し~※後編※~

前々回からの続きです。

「昔は明るくて頼りがいがあったのに、体を壊してから変わってしまったご主人」の元を離れ、今ではもう会いたくないと言っているネビィオちゃん。2人が再会することはあるのでしょうか? 今日はホイミスライム×2とネビィオちゃん、それと僕の4人パーティで日替わり討伐を片付けに行きました。いつもは3人だからサポートさんを1人は雇っているんだけど、人件費が浮いて助かりましたね。

「おや、雨が降ってきたね。早めに片付けて帰ろうか」

途中で雲行きが怪しくなってきたので、早々に切り上げて帰宅することに。 「スムラさん。あのプクリポのお兄さんですけど、【明日も来る】と仰ってましたよ。どうするおつもりですか?」

帰宅するとお昼を用意しながら、ノフルさんが話しかけてきました。

「何回来ても一緒だよ。ネビィオちゃんが会いたくないなら会わせない。本人の意思を尊重したいからね」

僕の言葉に、ノフルさんはじっと何かを考え込むように俯きました。

「そうですか。私は、後悔しないためにも会っておいた方が良いと思うのですが」

「どうして?だって会いたくないんでしょ?僕だってもう二度と会いたくない人はいるよ。それなのに外野から無理やり【会え】とか【顔を見せないなんて冷たいヤツだ】って批判されても戸惑うだけだし」

「そうなんですけどね・・・」

ノフルさんは何かを言いたそうにもじもじしています。すっきりしない気持ちのままお昼が終わると、いつの間にかネビィオちゃんの姿が見えないことに気づきました。

「あれ、さっきお昼を一緒に食べていたはずだよね。どこ行った?」 「良かった、見つけた。何してるの?」

何となく【この場所だろう】と思って今日討伐に行った場所に向かうと、そこには雨に打たれながらふわふわ漂っているネビィオちゃんの姿がありました。

「風邪引いちゃうよ。帰ろう?」

「うん」

泣いているみたいだったけどそこには触れず、ただ黙って連れ帰ることにしました。

家に戻るとノフルさんがタオルを持ってきてくれたのですが、

「えっ、あいつ明日も来るの?どうしよう・・・・」

ネビィオちゃんは、真っ青になって震えています。



その日の夜、ちょっとしたトラブルがわが家で発生しました。ネビィオちゃんの寝る場所問題です。

「【モンスターのおうち】はホイミスライムが使っているし、どうしようかな?」

もともと数匹しか飼うことを想定していないので、予備の寝床がないのです。しかし、外はまだ雨が降っているので、外に寝かせるわけにもいきません。

「ちょっと狭いけどガマンして」

仕方ないので、自分のベッドに入れて一緒に寝ることにしました。ネビィオちゃんはちょっとフクザツそうな顔をしながらも、おとなしく僕のところに来ました。「なんだか巨大なネコを抱いて寝てるみたいだな~」と思いながら、その日は休みました。



翌朝、天気がまだ回復しないので日替わり討伐に行こうか休みにしようか迷っていると、

「アタシ・・・・やっぱり前のマスターに会いに行く」

ネビィオちゃんが、何かを決意したように顔を上げました。

「どうして?もう二度と会いたくないんじゃなかったの?お兄さんが迎えに来るからって、無理しなくてもいいんだよ。来たら帰ってもらえばいいだけなんだし。ね?ノフルさん」

しかし、ネビィオちゃんには並々ならぬ決意があるようでした。

「昨日、マスター(僕のこと)と一緒に寝ていて思い出したことがあるの」

「うん。どんなこと?」

「昔のマスターともああやって、毎日一緒に寝たなって。アタシのこと枕かぬいぐるみと間違えてるみたいだったけど、でも・・・・・いつも寝てる時にギュッてしてくれてた」

「そうなんだ」 「ネビィオ!お前、帰って来てくれたのかっ!?」

「べっ、別にアンタのこと懐かしくなったワケじゃないんだからね!ただ病気で困ってるって言うから、仕方なく見舞いに来ただけなんだから!」

男泣きする前のご主人に向かって、ネビィオちゃんはちょっと照れたように素っ気ない口調で言い放ちました。

「これで良かったのかな?あの子は」

何とも言えない気持ちでいると、

「良かったと思いますよ」

と、ノフルさんは満足そうな笑みを浮かべていました。

「【恨みは甘えの裏返し】って言うじゃないですか。ネビィオさんはずっと、昔みたいに甘えたかったんだと思いますよ。心の中に期待が残っていなければ、今でも思い出してイライラすることなんかありませんもの」

「恨みは甘えの裏返しね~・・・」

僕は自分にも似たような感覚があるのかな?と思いながら、前のご主人の元に戻ったネビィオちゃんのことをぼんやりと思いました。


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