フレンドのメアさんのお話。
フルパッシブ未取得&2年前から何一つ買い換えてない化石装備のまま、フィールドを奔走するへっぽこバトマス。
特に頭装備がダントツで酷く、2年前の現役時代に使ってたはずの頭装備が、なぜかそうび袋から紛失するという珍現象により、仕方なく【王者のかぶと】を装備している。
もう一度書きます。【【王者のかぶと】】です。
転職した時にドレアが解け、立派なトサカがご開帳。それを目撃し、唖然とするメアさん。
「王者のかぶと装備してる人なんて初めて見ましたよ……」と失笑されてしまった。当然かフフフ。
そんな惨状を見かねたメアさんからの「装備とレベル上げを同時進行しましょう」という提案により、デフェル荒野での銀箱掘りツアーへと洒落混むことに。
(他にいい狩り場はあるらしいが、まだ自分がver3序盤までしか進めてないため行けない)
「戦闘はこっちに任せて、一番低い職で来てください」と言ってくれるメアさん。
ありがたやー。早くパッシブ取らないといつまでも強くなれないからね。優しいフレを持って幸せ者だ。
こうして、砂漠のヘルクラッシャー狩りを開始した。
狙うは喉からマドハンドが出る程欲しい、はやぶさの剣改。
因みに時刻は夜中の2時過ぎ。
Lv20のまもの使いという大荷物(写真左)を抱え、メアさん(写真右)の密猟付き人ツアーが始まった。
しかし落ちない。なっかなか落ちない。
砂漠を東へ西へと駆け回り、どんどん袋に貯まっていく大きなホネ。
生態系を破壊するレベルで狩りまくること1時間半。ようやくお目当ての銀箱が落ちた。
ドラゴンゾンビで。
なんでやねん!よりによって、同時進行で消化してた緊急依頼書の対象だったドラゴンゾンビで落ちてしまった。
「なんで今落ちるかなぁ…」と、同じく若干がっくりした(ように見えた)メアさんが銀箱を開ける。
瞬間、「あああああ!?」と態度が豹変。
どした!?慌てて駆け寄って銀箱の中身を確認。
トーテムクラウン+3
L v 9 0 バ ト マ ス 頭 装 備 。 しかも、
幻惑ガード+60(-45)
即死ガード+60
即死ガード+60(-45)
「これ、マイナス効果消せば全然使えるレベルですよ!!」
そう叫ぶのは、珍しく大興奮のメアさん。
確かにLv90装備、錬金効果も美味しい。しかも、さっき言ったように今の自分の頭装備は王 者 の か ぶ とである。
棚からゴールドシャワーとはこのこと。目当ての物じゃなかったが、結果的には大勝利だ。やったやった。
けれど、個人的に一番の収穫はトーテムクラウンよりも
「えぇ、嘘!?ホントに?こんな事ってある!?信じられない!!ホントにヤバい!!」
……と、普段クールなのに珍しく大興奮していたメアさんを見れた事だったのかもしれない。
民族衣装のような兜を胸に抱え、ピョンピョン飛び回りはしゃいでいるメアさんを眺めながらそう思った。