執筆活動という言葉を聞くと、みなさんはどのようなイメージをされるだろうか。
偏(ひとえ)に執筆といっても、執筆家によって様々な様式を取るものである。
ある人は官能小説を想像で書いたり、あるものは官能小説を事実に基づいて書いたり、あるものは官能をエッセイのように純朴な言葉で表現したり・・・、あるものは・・・。
やめよう、これまで築いてきたものが崩れていく。
これら全てに共通することは、頭の中にある記憶やイメージを、文字という歴史ある人類の伝達手段によって表現する行為である。
そこにあるものは、ただ一つ。
「伝えたい」という気持ちであることは間違いない。
ここまで話すと、今回の私が何を伝えたいのかを知りたくなることだろう。
そうかそうか、そんなに知りたいか。
まぁまぁ、そうやいのやいの騒がないで。
知りたいと思う感情は大切だ。
この「知りたい」という気持ちが、人類の進化を加速度的に早くし、富士山が無事世界遺産に登録された。
一度は登ってみたいもんだ。
ただ、たとえ知りたいと思ったとしても、それを今私から伝えることに何の意味があるだろうか。
例えばここに、見たこともない美味しそうな料理があったとして、それをあなたは人が食べた感想を聞いただけで満足できるのだろうか。
できませんよね?
未知の料理、しかも美味しそう!そんなものが目の前にあったなら、あなたは必ず自分の舌で感じ、転がし、よく噛んで、その料理の味だけでなく香りや食感を感じずにはいられないはずです。。
・・・・・・、そ、それとおなじです。
そろそろこの前口上にも飽きてきたんじゃないですか?
ストーリーの続きが読みたくて読みたくてたまらないのではないでしょうか?
さぁ、いこうか。
今日のお題は?
ふむふむ、「世界への願い」ね。
・・・はぁ。
ついに、深淵のさらに奥深い眠りから自主的に覚醒した主人公しゅー。
思いはひとつである。
お腹空いた。
お爺「しゅーや、お前はいつまでそうやって寝ては食べて寝ては食べてを繰り返すつもりだ?」
私「今、充電中なもんでね」
お爺「まぁ、よいわ。今日はお前に話があってなぁ。しゅー、お前は今のこの世界をどう思う?」
私「もっと女の子が増えればいいと思う」
お爺「同感」
私「メシ」
お爺「はい」
今夜は鍋だ。ちなみに赤味噌が好きです。
第弐話「世界への願い」~~完~~