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修行僧

カオル

[カオル]

キャラID
: QE894-862
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: 魔剣士
レベル
: 119

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
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カオルの冒険日誌

2021-12-07 10:33:46.0 2021-12-07 10:57:27.0テーマ:シナリオ・クエスト攻略

クエスト520「オレさまの宿命」を読む

まず読み終えた直後に思ったのは、
こうした悪どさをあえて放置するような話で、
なぜプレイヤーに選択肢や分岐が無いのか…?
ということだ。
とにかく感想を言おう。

名前とは枷だ。
その性質や社会構造上、
おいそれと変えることは難しい。
9年前のオーガとしての私は
今とは名前が違っており
その名前をつけたことを後から後悔していた。
私の今の名前には
オーガらしい濁音語はない。
しかし私は今の名前を誇りに思っている。

現実においては
私は家族に改名を迫られたことがある、
その名前では不幸になるからと。
私は元々の名前を気に入っていたので
親に諦めてもらうために
激しい抵抗をした。

だからどのような理由があるにせよ、
カルレが親に付けられた名前を
嫌がる気持ちは充分に共感できる。
 
たとえ彼がおぞましいほど横暴で、
良心のかけらもなく、
暴力と、人に情を与えない野心に
駆られていたとしても、
彼が己の名前によって
苦々しいくさびを打たれて
歯軋りをしていることは理解出来る。

だが私はこのクエストをやりたくなかった。

先の話を知ることが出来れば彼を止めた。
彼に嫌われることを前提にしてでも
彼の改名に協力すること、命令に応じることを
拒否しただろう。

私は悪に繋がるものに加担したくはない。
だから加担しない選択肢を設けて欲しかった。
それで何かのクエストができなくなるとしても
私には全く問題がない。
私がこのオンラインゲームで
楽しんでいるものは、
ストーリーを読むことと、
友人との交流が最もたるものだからだ。
あらゆるゲームのクエストは
次のページに行くことを妨害する
パズル型の枷に過ぎないと
思うことすらある。

私は書物に彼を改心させる何かが
あるのかと期待し、一抹の希望を求めて
彼に書物を渡したが、
あるいは主人公が彼に何かを
説き伏せてくれるかと思ったが
そんなものは何一つなかったらしい。
メタ的にクエストを止めることのみが
彼を制止できたのだとすれば
実に意地の悪いシナリオ構成だ。
……………言っておくが
ここに関しては褒めていない。

主人公はそれで「勇者の盟友」のつもりか?

本当に自分の行動を後悔している……
どうしてこのクエストには
選択肢がこれほど少ないのだろう?
やめたり、諭し続ける選択肢が
無いのは何故だろう?
なぜ彼に暴力を肯定させるような
選択肢ばかりを
目前に据えてきたのだろう?
これが現実なら私は彼に
もっと執拗に制止の声をかけただろう。

平和の願いを込めて付けられた
カルレという己の名前を憎み、
平和を「弱者のざれごと」として
一笑した子供を、
誰がこの先窘めてくれるのだろう?
誰が暴力なしに
根気を持って叱ってくれるのだろうか?
だが選択肢はどこにも無かった。

暴力に魅入られた彼は
昔の私のようで愕然とする。

平和は弱者の戯言だ。
それは真実だ。
だからこそ貴重なのが
暴力に魅入られたものには
まったく分からないらしい。

たとえば私がガルレイと名乗る
横暴にして愚かな子供を
地にたたきつけて殺すことで
これからの可能性を潰してやる選択を考えても
決してそれだけはしたくはないと
発想できていることも
平和思想の恩恵だとは思わないかね。

「殺したいくらい憎いが
そんなことは絶対にしたくないし、しない」
という考えすら………
暴力に夢中になっているものにとっては
それこそ臆病者の考えだと思うのだろうが。

悪には枷というものがない。
だから身勝手に縦横無尽に振る舞える。
その気軽さに憧れるものも多かろう。
だが悪は悪だ。私は許し難い。

正義は枷だらけの楔だ。
正義の楔は時代によって
忙しく変わるものも中にはあり、
どれが正義なのか、正義でないのか、
それを読み解くのに常に時間を取られてしまう。
正義は複雑で、ときに窮屈だ。
呪いのようになってしまう時もある。
だが、正義は平和のためにある。
平和は弱々しく儚い。
だからこそ貴重なのだ。
そして平和は、暴力などけして叶わないほど
限りなく優しいものだ。

詳しいことはまた後日話したいが
オルセコという国もまた
それが分からないらしかった。
だからこの国は王子グリエを捨てたのだろう。

そして私は9年前に
「オーガらしい」名前を捨てたのだ。

名前とは枷だ。
それでも枷に種類というものはある。
私は今の名前を気に入っている。
ガルレイもきっと己の名を気に入っているのだろう。だがガルレイの行き先は
血の臭いに塗れている気がしてならない。
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