ツインバードの冒険日誌

知ってる人は知っている豆知識。

ドラクエ10はドラゴンクエストで初めて、ターン制のバトルを廃しました。
派手なエフェクトや華麗に舞うキャラクターをよりリアルに感じられます。
しかしその結果、ドラクエシリーズのみやっていた人にとっては
タイトルのような現象がどうしても不可解に思えるのではないでしょうか。

なぜこういうことが起こってしまうのでしょうか？

答えは簡単で、
「呪文や特技ごとにダメージが確定するタイミングが決まっている」からです。

たとえば呪文のダメージ・回復判定というのは、
ドラクエではおなじみの呪文を唱えた時の「テロレロレロッ」という
効果音が鳴った瞬間に確定します。

ダメージが表示されて初めてどれくらいダメージを与えた・受けたのかが分かるだけで、
実際は効果音が鳴った時に死亡・復活などの判定も行われているのです。
なので、ピンチな味方にメラガイアーを唱える敵がいたからと言って、
急いでベホイミを使ってあげようとしても結局間に合わず、
「死亡者にベホイミを使った」としてミスになることが多いです。
「なんで！？間に合ってたじゃん！！」ってなるのはこれが原因です。


このタイミングを見切って行われるテクニックが、ぼくの知る限り２つあります。

一つは「ミサイルマラー（マラーを被せる、などとも言うかも）」。
試練の門に出現するゼドラゴンが使う「ミサイル」に対し、ダメージ判定のすぐ後に
ベホマラーの効果音が鳴るように唱えることで、追撃のビーム攻撃で壊滅しないようにするテクニックです。

「ミサイル」のダメージ判定は、
『キュイィィーン（起動音）……バシュバシュバシュバシュッ』の
２回目の「バ」あたりで発生しています。思ったより早いでしょう？
このすぐ後にベホマラーの「テロレロレロッ」が来るように、
計算してベホマラーを唱えるだけであら不思議、ビーム攻撃での追撃もへっちゃらに！

参考にですが、速度１５ぐらいだと「ミサイル！」の吹き出しが出たら
もうベホマラーを選択すればちょうどいいあたりにかぶせられます。


もう一つは「置きザオ」です。

HPがオレンジ色になっているキャラにメラガイアーなどの強力な呪文を
唱えている敵がいた場合、そのままベホイミ・べホイムを撃つと間に合わなくなり、
結局ターゲットにされたキャラは死んでしまいベホイミも無駄打ちになってしまいます。
ならば、ターゲットが死ぬと仮定してザオラルを唱えればいいんじゃない？
というのがこの「置きザオ」です。

成功すると、ターゲットに呪文が直撃した瞬間に立ち上がり、
まるで死んでいなかったかのように見えます。
迅速に戦線に復帰させることができる以外の利点はありません。

しかし、「ターゲットが僧侶」で、かつ「天使の守りがかかっている」状態で置きザオに成功すると、
「天使の守りによる自動復活を温存した状態で復帰」させることができます。
これを知っているか知らないかで変わってくる場面はあまりありませんが、
いざというときに試せるように準備していても良いかもしれません。


以上、いかがでしたでしょう（言語的に怪しい言い回し）。
ダメージ判定タイミングは、たとえばボス撃破時の自動撮影をONにしていると、
よりわかりやすくなると思います。これによって撮影される写真は、
ほとんどまだ攻撃が当たっていない瞬間のものになっているはずですので。

では、今日も誰かの脳のシワになることを願って。