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最新型Sキラーマシン

ゼツカ

[ゼツカ]

キャラID
: RD820-851
種 族
: オーガ
性 別
: 女
職 業
: 戦士
レベル
: 110

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ゼツカの冒険日誌

2016-12-28 22:07:55.0 2016-12-29 02:55:29.0テーマ:その他

《絶火伝~黒の章~》第1話《黒豹と獣の女》




ここからは私、ワグナーが語ろう。



事の発端は私と妻の村だった。


村と呼ぶにはあまりにも質素なその村は
アラハギーロの南部にあったのだ。


名もなきその村で
私達夫婦は暮らしていた。
自由でのどかな村だった。


しかし私達の村以外は
重大な悩みを抱えていた。


そう、魔物の驚異だった。


だが当時のアラハギーロ王国は
国政や城近隣の魔物の駆除に追われ
遠くの村にまでは手が回らなかった。


それ故、多くの村が魔物に襲われ壊滅した。


だが


何故か私達の村だけは
魔物の被害に合わなかったのだ。


魔物が近くにいないのか
活動圏外に私達が住んでいるのかは
わからない。


だが私達の村だけが
無事であるのは明確な事実だった。


しかしこのご時世だ。


魔物の驚異がなくなったわけではない。


私達村の男たちは
いつでも村を守れるようにと
日々鍛練を続けていた。


そして私が鍛練をするため
村の近くにある遺跡に
来ていた時




我が妹と出会ったのだ。






その女は黒い豹にまたがり
質素な衣を纏っていた。


そして高台から私達の村を
眺めていた。


生まれてからずっと
この村で暮らしてきたが
初めて見みる顔だった。


何者かはわからない。


しかし唯一わかるのが
彼女は私と同じオーガである
ということだけだった。


私は彼女に声をかけてみた。


ワグナー
「君!見かけない顔だが
どこからきたのだ?」


「……。」

ワグナー
「そこで何をしているのだ?」


「……。」



耳が聞こえないのか…?



私の問いかけに
彼女は言葉を発することはなかった。





こちらにゆっくり顔を向けた。


しばらく私の顔を眺めていたが
すぐに彼女はきびすを返すように
走り去っていった。




その姿はまるで風のようだった。


そして何よりも


美しかった。




そんな彼女を見てから
数日後のことだった。


とうとうこの村にも
魔物の手が伸びてきた。


カッチュウアリの大群が
今まさに私達の村を襲おうと
近付いてきていたのだ。


村の男達はカッチュウアリを
討伐するために村を離れた。


しかし


私達は信じられない
光景を目の当たりにしたのだ。




そこにはカッチュウアリの大群に立ち向かう
黒い豹と、数日前に見たオーガの女がいたのだ。


私はその光景を見て気づいた。


私達の村が無事だったのは


近くに魔物がいなかったから




ではなかった。




近くの魔物を



彼女と黒豹が退治して
いたからなのだ、と。



~つづく~


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