目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

最新型Sキラーマシン

ゼツカ

[ゼツカ]

キャラID
: RD820-851
種 族
: オーガ
性 別
: 女
職 業
: 戦士
レベル
: 110

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
{{ photoImg }}
さつえい日  :  {{ photoDate }}
さつえい場所  :  {{ photoZone }} ({{ photoWorld }})
{{ photoImg }}
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}{{ optionalYear }}
    {{ entryTitle }}  {{ charaName }}
{{ photoImg }}
{{ entryTitle }}
{{ mangaImg1 }}
{{ mangaText1 }} 
{{ mangaImg2 }}
{{mangaText2 }} 
{{ mangaImg3 }}
{{ mangaText3 }} 
{{ mangaImg4 }}
{{ mangaText4 }} 
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}
    {{ charaName }}

ゼツカの冒険日誌

2016-12-29 00:12:00.0 テーマ:その他

《絶火伝~黒の章~》第3話《クロ》



彼女についていくと
そこはアラハギーロの東にある
小さなほら穴だった。


この辺りは昔から魔物が強く
近づく者すらいなかったが
彼女と黒豹はここを根倉に
していたのだろう。


私達は彼女の様子を伺っていた。


すると彼女は
目を隠すためだろうか?
仮面をつけて外に出てきた。


黒豹の亡骸を抱えて…。



「まだいたのか…私について来て
どうするつもりだ…?」

ワグナー
「行く当てもないのでな…
それより…」


「まて、まず先にやることがある…」

ワグナー
「手伝うよ」

クラウディア
「お墓を…立てるのでしょう?」


「…物好きなやつらだな」


皮肉を言いながらも
彼女は拒まなかった。


私達はその黒豹の墓を
共に立てた…。


その墓標には




「安らかに眠れ、クロ」




と彫られていた…。




ワグナー
「クロ…」


「あの子の名前よ…」

クラウディア
「貴女は一体…?」


「私はクロに拾われ、育てられたのだ…」

ワグナー・クラウディア
「!」


「おかしければ笑うといい
だがこれは事実だ、物心ついた時には
私はクロと一緒にいた」

ワグナー
「なんてことだ…」


今でこそ職業としてまものつかい
というものがあるが
当時はそんな職業はなかった。

故に魔物と心を通わせられる者は異端者。

忌み嫌われ、迫害を受けたり
小さな子供なら捨てられたりもした…。

話を聞く限り、彼女は捨てられ
あの黒豹に育てられたのだろう…。

クラウディア
「親…だったのね…」


「…」

ワグナー
「すまない…本当にすまない…」


「…なんの話だ?」

ワグナー
「私は知っていたのだ…君が魔物から
村を守っていてくれたことを…」


「…そんな昔のことは忘れたよ…」

クラウディア
「…なぜあの村だけを守ってくれたの…?」


「…私がクロと会う前のことだ、あの村の人が
クロを助けてくれたらしい」

ワグナー
「そうだったのだな…」


「クロは言ってたよ、私はその恩を返したい
願わくば、あの村を守り続けたい、ってね」

ワグナー
「…。」


「だから私も守り続けた…けど結果がこれさ…」

クラウディア
「ごめんなさい…ごめんなさい…」


クラウディアは泣き崩れた…。



「お前達が謝る必要はない…
謝ったとこで…クロは戻らないから…」

ワグナー
「…すまない」


謝ることしかできなかった…。
かける言葉すら見つからなかった…。


ワグナー
「あんた…いや、お嬢さん名前は…?」


「そんなものはない…」

ワグナー
「そうか…じゃあお嬢さんと
呼ばせてもらおう…」


「好きになさい…」





ここからは彼女から聞いた話になる。



目が見えなくなってから
「声」が聞こえるようになったらしい。


幽霊?いや違うな。


誰かが語りかけてくる
ようになったそうだ。


目が見えない故に
聴覚が過敏になりすぎて
いたのではないか?と思ったが


どうやら本当に聞こえているようだった。





「苦しいか?」


「誰だお前は?なぜ私に語りかける?」


「お前にしか聞こえないからだ」


「はっ…とうとう幻聴まで聞こえるまでに
なってしまったな…」


「幻聴ではない、姿も見えるはずだ」


「生憎だけど、その姿を見る目を
持ち合わせていないのよ、すまないわね」


「ならば見えるようにしてやろうか?」


「何をいってるの?」


「契約だ、私と契約を結べば
お前の願いを叶えてやる」


「まるで悪魔ね…」


「かもしれないな…」



そして最悪の事態が
彼女を襲う。



ワグナー
「おい、お嬢さん!まずいぞ、魔物だ!」



~つづく~


いいね! 10 件

ログインしていないため、コメントを書くことはできません。


戻る

ページトップへもどる