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最新型Sキラーマシン

ゼツカ

[ゼツカ]

キャラID
: RD820-851
種 族
: オーガ
性 別
: 女
職 業
: 戦士
レベル
: 110

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ゼツカの冒険日誌

2017-11-12 16:57:32.0 テーマ:その他

《絶火伝~反逆の炎~醒の章》  第12話 《師》




ゼツカとスライダークは
互いの隙を伺いながら
互いににじり寄っていく。




勝負は一瞬。




ゼツカ
「…」


スライダーク
「…」




そしてその時が訪れた。




スライダークが素早く前に出る。
それと同時にゼツカも大剣を振り上げた。




スライダーク
「ソードリッパー!!!!」


ゼツカ
「英雄の聖譚曲(オラトリオ)!!!!」






ゼツカの大剣はスライダークの
半身を両断し



スライダークの突きは
ゼツカの身体を









貫かなかった。









すぐさま剣を地面に突き立て
背を向けるスライダーク。




スライダーク
「見事なり…」


ゼツカ
「…」






スライダーク
「久方振りよ…戦いの中に
『生』を見出だしたのは…」


ゼツカ
「…死神が生を見出だしたとは…
滑稽な話だな…」


スライダーク
「…ふ、我もかつては戦いの中に
生を見出だしていた者ぞ…」


ゼツカ
「昔話に付き合っている暇はないよ」


スライダーク
「…死を乗り越えし猛者よ…
我は…嬉しく思う…」


ゼツカ
「…なんだって?」


スライダーク
「我は幾度となくこの場所にて
英雄や勇者と呼ばれる者達を迎えた…」


スライダーク
「生者が決して抗えぬ絶対的な『死』
それを前にした者達は口を揃えてこう言ったのだ」


スライダーク
「『まだ死にたくない、助けてくれ』」


ゼツカ
「…」


スライダーク
「我は思うのだ…人には
決して引けない戦いがある…
負けるとわかっていても
戦わねばならぬ時がある…そして…」


ゼツカ
「死ぬとわかっていても
戦わなきゃならない時がある…」


スライダーク
「左様だ…」





スライダーク
「しかし彼らは口を揃えて
命乞いをしたのだ…我は落胆した…
今の世には…見せ掛けだけの強さ…
腕力だけの強さを持った者ばかりなのか…と」


ゼツカ
「…」


スライダーク
「…だが貴様は心の強さと力を示し
見事我をねじ伏せた…我を倒したのは
貴様で『二人目』だ…」


ゼツカ
「へぇ?一人目がいたなんて驚きだな」


スライダーク
「その者が今どのような
生を生きているかは我も知らぬ…
貴様もそやつも、我を打ち負かした…
この先如何なる困難が待ち受けていようとも
我は快く送り出せる…心配は微塵もない…」


ゼツカ
「…そうか」


そしてゼツカはスライダークに背を向けた。


スライダーク
「行くのか…」


ゼツカ
「言っただろう、私は帰らなきゃならない
…待たせるのも悪いだろう?」


スライダーク
「ふ…」


ゼツカ
「…」


そしてゼツカは背後にある
光の扉に向かって歩き始める。


スライダーク
「ゼツカよ」


ゼツカ
「まだなにかあるのか?」


スライダーク
「ひとつだけ忠告しておく」


ゼツカ
「…?」


スライダーク
「『生と死』も『正義と悪』も紙一重である
一歩間違えばあっという間『悪』になり
あっという間に『死』を迎える」


ゼツカ
「…」


スライダーク
「しかし忘れるな…」


スライダーク
「それを決めるのは
お前の『生き様』
お前の『信念』
お前の『心』
であるという事を…」


ゼツカ
「…」


スライダーク
「そしてお前が持つ
『絆』『魂』『心』
これがお前をより強くする
という事…それを忘れるな…」


ゼツカ
「スライダーク…」


スライダーク
「…」


ゼツカ
「こんな短い間に
あんたにはたくさんの事を学んだよ」


スライダーク
「…左様か」





ゼツカ
「あんたは確かに私の『死』であり…」





ゼツカ
「私の『師』であった…」





そう言うとゼツカは
光の扉の奥へと消えていった。


スライダーク
「…」


スライダーク
「…あやつによく似ていたな…」


スライダーク
「…姿も、性の別も、生き方も違うと言うのに…」


スライダーク
「お前に合わせてやりたかったな…」


スライダーク
「我を初めて打ち倒した者…」


スライダーク
「今お前はどこで何をしているのであろうな…?」













スライダーク
「ドレフルアよ…」










~つづく~


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