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最新型Sキラーマシン

ゼツカ

[ゼツカ]

キャラID
: RD820-851
種 族
: オーガ
性 別
: 女
職 業
: 戦士
レベル
: 110

ライブカメラ画像

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ゼツカの冒険日誌

2018-04-07 14:21:56.0 テーマ:その他

《~絶火伝ZERO~運命の忌み子~》 最終話「クロ」




そう…


あの黒豹…


クロは…


未来からきた私だったんだ…。


空を見上げながら
微笑む私。



とある理由で私はこの地を訪れた。



ここはアラハギーロ



私の全てがここから始まった。






ゼツカ
「マルチナ遅いな…」

ゼツカ
「恐竜がなんたらっていって
走っていったけど…どこまで
いったんだろ…?」


と思っていると。


マルチナ
「お母さん!!」


背後からマルチナの声がした。


ゼツカ
「どこまでいってたの?心配し…て…」


振り向くとそこには



マルチナと






傷付いたキラーパンサーが立っていた。



ゼツカ
「ちょ、え、なに?」



マルチナ
「マルチナね、恐竜さんをおっかけてたら
ぞうさんに襲われたの!
そしたらね、この子がマルチナを
かばって、助けてくれたの」


キラーパンサー
「ガウッ!」


地獄の殺し屋キラーパンサー。


ベテランのまもの使いですら
なつかせるのが難しい魔物。


そんなキラーパンサーが…


何故…?



ゼツカ
「うちの娘を助けてくれてありがとうね?
…怪我してるわね…手当てしてあげる
こっちにいらっしゃい」



キラーパンサー
「ガウッ!」



マルチナ
「よかったね犬さん!」

ゼツカ
「犬じゃなくて豹よ」

キラーパンサー
「ガウッ」


私が手当てしてるところを
ジーッと見つめているマルチナ。



ゼツカ
(…ガン見してるなぁ…やりにくい…)




マルチナ
「…ねぇお母さん…?」

ゼツカ
「え?なに?」

マルチナ
「この子…つれてっちゃだめ?」

ゼツカ
「…」

マルチナ
「だめ…なの…?」

ゼツカ
「そんな泣きそうな顔しない
いいわよ、どうせダメっていったら
だだこねるんだし、そっちのが大変だわ」

マルチナ
「やったぁ!よかったね!犬さん!」

キラーパンサー
「ガウッ!」

ゼツカ
「ふぅ…これでよし…
とりあえず、これからよろしくね?」

キラーパンサー
「ガウッ!!」

ゼツカ
「さて、じゃあ《お墓参り》いくわよ」

マルチナ
「はぁい!」






マルチナには私の母のことは
ほとんど伝えていない。


幼いマルチナに言っても
複雑な話は理解できないだろう。


このままでいいんだ。



そして私達は



クロの墓の前に膝をつき
祈りを捧げた。



ゼツカ
(お母さん…、まぁ…正確には
お母さんではなかったけど…w
だけど、あなたは確かに未来から来て
私を導いてくれた…本当にありがとう…
私はこれからも強く生きます…
見守っていてください…)



マルチナ
「あっ!!!」


ゼツカ
「…びっくりした…なに?」


マルチナ
「この子の名前思い付いたの!!」


ゼツカ
「…後にしなさい…私は今お祈りを…」





マルチナ
「クロ!!」





ゼツカ
「?!」





驚いた…。



マルチナはクロを
知らないはず…。



しかもそこのキラーパンサーは
黒くはない…。



なのに…クロ…?



偶然か…?



ゼツカ
「…なんで…クロなの?」



マルチナ
「《なんとなく!!!》」



キラーパンサー
「ガウッ!!」



ゼツカ
「ふふ…そっか…《なんとなく》か…
ふ…っく…うぅ…っっ…」



マルチナ
「…お母さん…?」


クロ
「…ガウッ?」






ゼツカ
「っう…うぅぅぁぁあああ!!!!
あぁぁぁぁっぁぁっ!!うぁぁぁあ!
うわぁぁぁぁああああん!!!」







マルチナ
「お母さん?!どうしたの?!」


クロ
「クゥン…?」




ゼツカ
「うわぁぁ…うわあああ!!!
わああああぁぁぁぁ!!!」





マルチナがキラーパンサーに




《なんとなく》つけたその名前




クロ




その名前を聞いて私は…




《なんとなく》…




とめどなく…





涙が溢れた…。











《~絶火伝ZERO~運命の忌み子~》


~完~






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