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最新型Sキラーマシン

ゼツカ

[ゼツカ]

キャラID
: RD820-851
種 族
: オーガ
性 別
: 女
職 業
: 戦士
レベル
: 110

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
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ゼツカの冒険日誌

2018-11-11 15:17:57.0 テーマ:その他

《真・絶火伝~After Dark~》本編  第11話 「愛故に」





マルチナがさらわれてから





1ヶ月の時が過ぎた。





無論、なんの成果もない。







ゲルニックの足取りどころか
マルチナがどこに飛ばされたかすら
わからないまま
ゼツカはマルチナを探し続けた。



はちみつ大家族のメンバーも
ゲルニックとマルチナの
捜索にあたったが
何一つ成果はあげられなかった。



しかし



ただ一人



全く動かない者がいた。



ゾラである。



それには理由があった。



ゲルニックは魔障でマルチナを穢す



そう言った。



つまりそれほど強力な魔障を
蓄える必要がある。



かつそれを放つ瞬間がある。



ゾラはそれを虎視眈々と狙っていた。



魔障であるゾラだからこそ
感じ取れる感覚であった。



そしてついに



ゾラが動き出す。



ゾラ
「ゼツカ、どうだ?マルチナの居場所は掴めそうか…?」


ゼツカ
「…掴めないから
必死に探してるんだよ…!」


苛立ちを隠せないゼツカ。
しかしゾラはそれに対して
静かに話しかけた。


ゾラ
「…まぁそうだよな、だが
気負いすぎるのも身体に悪いぞ?
どうだ、息抜きに散歩にでも
いかないか?」


ゼツカ
「…あぁ…」






気乗りしないゼツカを連れて
ゾラが足を運んだのは
ランドン山脈の麓にある
ゲルト海峡であった。


ゾラ
「はぁ…海はいいよな…私は
こうやって表に出てくること自体が
あまりなかったから
何もかも新鮮で楽しいんだが
この海ってやつは悪くない
潮風も気持ちがいい…そうだろ?」


ゼツカ
「…海か…昔…海に沈む夕焼けを
マルチナと一緒に眺めたな…」


ゾラ
「…」


ほんの少しの言葉だったが
ゾラにはその言葉の深さが
痛いほどに伝わった。





覚悟は決まった。





ゾラ
「ゼツカ…あんた…私と別々に
動くようになってから…
魔障の力を感じ取れるか?」


ゼツカ
「…いや、ほとんど感じることは
なくなったな…」


ゾラ
「…そうか…」


ゾラ
「…じゃあ今のお前には…」





ゾラ
「マルチナを助けられないな」





ドゴッ!!!





ゼツカ
「…なっ?」






ゾラの強烈なボディブローが
ゼツカの腹部を直撃し
そのままゼツカは膝をつく。



ゼツカ
「…な、なんで…ゾラ…?」



霞む意識の中



ゼツカが見たゾラの表情は
寂しげであった。



その光景を見た宿屋の店主が
ゾラを捲し立てる。



宿屋
「ち、ちょっとあんた?!
なにしてんだよ?!うちの前で
揉め事は…」

ゾラ
「おい、あんた」

宿屋
「…な、なんだい?」

ゾラ
「オルフェアの住宅地にある
トゥーンタウン
そこにはちみつ大家族という
チームのアジトがある
そこにこいつを運んで
やってくれないか?」

宿屋
「…」

ゾラ
「…あんたに迷惑はかけないさ…頼む…」


宿屋の店主は静かに頷くと
ゼツカを宿の奥へと担いでいった。


ゾラ
「…悪いなゼツカ…今のあんたじゃ
マルチナは救えないんだ…」


ゾラ
「この渦巻くような強力な
魔障を感じ取れないあんたには…な…」






ゾラが動き出した理由


それは強力な魔障を
このランドン山脈から
感じたからである。


ゼツカを連れ出したのは
この魔障を感じ取れるかを
試したからであった。


ゾラはその強烈な魔障を
感じる場所へと
足を運ぶ。


そこはランドンフットの寂れた扉


その中からであった。


ゾラ
「…やっぱりな…ここだ、間違いない…」


ゾラ
「待ってろよ…マルチナ…」


ゾラはその扉を開けて
走り出した。



~つづく~


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