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最新型Sキラーマシン

ゼツカ

[ゼツカ]

キャラID
: RD820-851
種 族
: オーガ
性 別
: 女
職 業
: 戦士
レベル
: 110

ライブカメラ画像

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ゼツカの冒険日誌

2018-12-25 15:48:12.0 テーマ:その他

真・絶火伝《~ambivalent~》  第12話 「死の感触」




…。



…ん?



あれ?



私は…



私は…どうなったんだ…?



身体が動かないな…



あぁ、そうか…



ゾラを救うために技を打って…



それから…



どうなった…?







声が…



声が聞こえる…



懐かしいな…





そしてゼツカはふっと目を開いた。





霞んだ瞳が捉えたのは





愛しき娘マルチナ





キラーパンサーのクロ





そして





元の姿に戻ったゾラの姿であった。








ゼツカ
「…?」



何故か声が出ない



そう



ゼツカは今の自分の状態が
どうなってるかを理解していなかった。



マルチナ
「お母さん?!」

ゾラ
「気付いたか?!」

クロ
「ガウッ?!」

ゼツカ
「…あ…ゴブッ…ゴホッ!ゴホッ!」

ゾラ
「しゃべんじゃねぇ!
無理ばっかしやがってくそが!!」



ゾラは悪態をつくが
その声は震え
顔をくしゃくしゃにして
涙を流していた。



ゾラ
「…い、今…マルチナが…その…
頑張って回復してるから…
し、心配すんなよな…?」



マルチナ
「うぅ…やだぁ…お母さぁん…」



涙を流しながら
回復魔法をかけるマルチナ。



ゼツカは声を振り絞った。



ゼツカ
「ゾラ…無事で…よがっ…た…
ゴホッゴホッ…マルヂナ…?
大丈夫…もう…もう治っだがら…」


マルチナ
「治ってないの!!!!!!!
『治らない』の!!!!!!!
なんで?!どうして?!嫌なの!!
治って!!治りなさい!!!!!!」


ゾラ
「ぐっ…くっそ…なんで…
なんでこんな事に…うぅ…」


クロ
「…」



ゼツカの身体は



魔障の力を過剰に
取り込んだ影響により



身体のあちこちが損壊していた。






右腕は技の衝撃に
耐えきれずに吹き飛び



左手は重度の裂傷と
重度の複雑骨折



両足は魔障の侵食により壊死



また体内を巡る魔障の力が
内部破裂を起こして
左下腹部は消し飛んでおり



左目は砕けた仮面ごと吹き飛び



声が出ないのは喉に大量の血が
逆流しているためだった。



更には魔障の滞留がまだ
身体に残っているのか



回復魔法を拒んでおり
傷が癒えない。



そして出血多量。



加えてゼツカは身体の感覚が
なくなっている。



重度の怪我と出血多量、呼吸困難



それは



『死』を意味していた。






ゼツカ
「ゾラ…ゴホッ…無事で…よが…た…」



ゾラ
「ばかやろうが!!私が助かっても
姉貴が死んだら本末転倒だろうが!」



ゼツカ
「はは…違いないな…だが…姉貴…か…
『悪ぐない』…ゴホッ!ゴホッ!」



ゾラ
「くそっ!くそっ!くそったれ!!
どうしたらいいんだ…?どうしたら…」



マルチナ
「あぁ…だめ…血が止まらないの…」



クロ
「クゥン…」



ゼツカ
「…ゾラ…」



ゾラ
「…?」



ゼツカ
「…マルヂナを…クロを…
はぢみづの…仲間…頼ん…だ…」



ゾラ
「…ふざけんなよ…だめだ姉貴!!
死んじゃだめだ!!生きろよ姉貴?!」



マルチナ
「おがあざぁん…やだぁ…やだああ!!
おがあざぁん!!おがあざぁん!!!
おがあああざあああぁぁあん!!!」



ゼツカ
「マルヂナ…」



ゼツカは吹き飛んだ腕で
マルチナの頬を優しく撫でた



ゼツカ
「…強く…生きなさい…マル…ヂ…ナ…」



マルヂナ
「やだあああ!!おがあざぁん!!
おがあああざあああぁぁあん!」




ゼツカは吹き飛んだ腕で
もう一度優しくマルチナを撫で




その腕が




力なく崩れた







その時だった














????
「ラリホーマ」








~つづく~



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