緊急事態宣言の週末。皆さま如何お過ごしでしょうか?
この事態に当たり取り急ぎ、とても心を打たれた文章がありましたので
それをご紹介するべく日誌に記載させて頂きます。
神奈川コロナ通信(神奈川県医師会)
https://kanagawa-med.or.jp/corona-news/
広めて構わないものと思いますので、以下コピペさせて頂きます。
本当のことを知ってください!
~新型コロナウイルス感染症について~
かながわコロナ通信
皆さん、一緒に考え、一緒に闘いましょう
新型コロナ感染症は、今まで出会ったことのないウイルスですから、
正直怖いです。しかし、恐怖はウイルスよりも、もっと怖いです。
恐怖は、デマを拡散したり、買い占めが起こったり、感染を特定の
人々のせいにしたりして、私たちをパニックにします。
医療関係者でも怖いのですから、県民の皆さんが怖いのは当然のこ
とと思います。戦っている医療機関の医師や看護師や事務職員にも、
子供、孫、親はいます。そして恋人もいます。その愛する人たちに、
うつすかもしれないという恐怖の内で、医療職という使命の中で戦っ
ています。
そして自分の子供が、バイキンと言われ、いじめにあうかもしれな
いという、悲しみとも戦っています。
そうです。皆さん、この困難に立ち向かっている人、すべて同じで
す。一人ひとりが賢明に考えて、不確かな情報に惑わされて、人を決
して傷つけないように、正しい情報に基づいた冷静な行動をするよう
にしてほしいのです。
皆さんの生活を守るため、警察や消防や役所の人たち、食品や日用
品を扱うスーパーやコンビニの人たち、鉄道やバスなど人や物の輸送
に関わる人たち、電気やガスなどエネルギー供給に関わる人たち、と
てもここに書くことができないさまざまな人が、この緊急の社会を恐
怖と困難の中で支えてくれています。
闘いは、長くてつらいかもしれませんが、みんなで手を取り合って
いきましょう。
侮らないで、特に若い人たち
10 代、20代、30代の皆さん。爆発的な感染拡大に若い人たちに
危機感はないのは当然かもしれません。若い人は感染しても比較的軽
症ですむとの報道があるからです。
しかし現実は違います。若い人でも、重症化して一定数以上は死亡
するのです。現実を見つめてください。でも、このウイルスの特徴の
せいで、こうした症状の軽い人が、重症化するリスクの高い人に感染
を広めてしまう可能性があります。皆さんの理性ある行動が、多くの
人々の重症化を食い止め、命を救えます。
連日の報道で、「親も子供もストレスで大変です。」とマスコミが
取り上げています。だから、ストレス発散のために、外出したいとい
う気持ちもわかります。でも、よく考えてください。あなたの行動が
2週間先の命を決めるのです。あなた自身でなく、他人の人生を奪う
のです。
もし、自分の知り合いの人がコロナ感染症で亡くなられたらきっと
哀しいはずです。そして、亡くなった人にうつしたあなたが、入院せ
ずに軽度ですんでも本当に喜べるでしょうか。不用意に動き回るとい
うことは、その可能性を増やしてしまうことなのです。
今は我慢する時なのだということを、ぜひ理解してください。出来
るだけ冷静に、そして自分を大切に、そして周囲の人を大切に考えて
ください。自分、家族、友人、恋人のことを真剣に考えてください。
ごまかされないで、間違った情報に
この新しい未知のウイルスに、本当の専門家がいません。本当は誰も
わからないのです。過去の類似のウイルスの経験のみですべてを語ろう
とする危うさがあります。そして専門家でもないコメンテーターが、ま
るでエンターテインメントのように同じような主張を繰り返しているテ
レビ報道があります。視聴者の不安に寄り添うコメンテーターは、聞い
ていても視聴者の心情に心地よく響くものです。不安や苛立ちかが多い
時こそ、慎重に考えてください。
実際の診療現場の実情に即した意見かどうかがとても重要です。正し
い考えが、市民や県民に反映されないと不安だけが広まってしまいます。
危機感だけあおり、感情的に的外れのお話を展開しているその時に、国
籍を持たず、国境を持たないウイルスは密やかに感染を拡大しているの
です。
第一線で活躍している医師は、現場対応に追われてテレビに出ている
時間はありません。出演している医療関係者も長時間メディアに出てく
る時間があれば、出来るだけ早く第一線の医療現場に戻ってきて、今現
場で戦っている医療従事者と一緒に奮闘すべきだろうと思います。
以下、次の日誌にも引用続きます