新しいコンシェルジュが来たので私のドレスアップを披露してあげたんですよ
かっちょいぃっしょ?最新ファッションなんだよ!
「………」
特にこのシマシマがポイントなんだよねぇ♪
「………」
この耳も……あれ?どうした?表情が冷めてるけども
「いえ、べつに」
なにか言いたそうだけど?構わんよ、言うてみんしゃい
「……では、お言葉に甘えて」
ふむん
「ダサい
新しく可愛らしいコンシェルジュがやってきました
きっとこの子なら私のセンスを理解してくれるはず
そう、私は惜しげもなくこの子の前で格好つけまくった
だって私のポーズを見ては表情を緩め、笑顔で笑ってくれ「格好いいですね」とも言ってくれた
その言葉には嘘、偽りなどないことはなんとなくだかわかった
あぁ…私が追い求めた安らぎはこの子が持っていたのか
この安らぎが続く事を願うばかりである
。
。。
。。。
なんだ夢か
「じゃぎ様、お風邪を引いてしまいますよ」
私には頬こけコンシェルジュを雇うしか道はないようだ
やはり、現実は甘くない
これからもよろしくな
43代目ふへへ