やっほいメガちゃんです。
かなり裁縫の話も難しいところまで来ています。今回ご紹介するのは数値の『期待値』の話です。
後日、裁縫の縫う手順を自分で作ってみよう!という記事を書こうと思うのですが、どうしてもその前に期待値の概念を説明するひつようがあります。
裁縫で大成功するために直接必要な知識では正直ございません。しかし、これを理解すると、裁縫職人というものの理解度は上がると思います。
頑張って説明しますのでどうぞよろしくお願いします。
☆そもそも期待値とは
あくまで概念のお話です。具体的な計算方法は省きますが、おそらく高校の数Ⅱ程度の知識で十分算出可能です。
期待値とはたくさん同じ縫いパワー縫った時に収束していく「値」のことです。ムズカシイです。誤解してはいけないのは弱いでは4が出やすい!といった確率の話ではないということです。たくさんたくさん弱いで縫った時の「平均値」のことです。
なんとなくつかんでもらったらいいです。ではさっそく具体的な値を列挙します。
弱い... 7.7 (小数点切り上げで8)
普通... 15
強い...22.7(小数点切り上げで23)
最強...30
勘違いしてはいけないのが、最強だと30が出やすい!ということではありません。
あくまで、ひたすら最強で縫っていると、いつか値が30に収束するということです。
最低の24が出て最高の36が出る、この場合の期待値も30ですね。
2倍縫い・3倍縫い・加減縫いそれぞれの期待値も書き出しておきます。
☆2倍縫い
弱い...15
普通...30
強い...45
最強...60
☆3倍縫い
弱い...22.7(小数点以下切り上げで23)
普通...45
強い...67.7(小数点以下切り上げで68)
最強...90
これらの数字は主に「寄せ」の時に使います。
例えば数値が180の部分があるとします。期待値的に言えば「最強3倍縫いの期待値90」を二回縫えば180になりますよね。
このように、期待値はたくさん縫えばこの値に収束するという数値なので、縫う手順を考えていく際に大きな参考になります。
特に50装備あたりからは精神統一を使って強いや最強で一気に削るといった手順がテンプレ行動です。
その際に期待値を覚えておくと、今数字が上振れしているのか下振れしているのかわかりやすくなります。
例)強いで水平縫いを3回する場合。
強いで水平縫いを二回縫うった時、期待値的には45ほど進んでいるはず。
これより下だと、低い数値を引いている。
基本的にはそのまま水平縫いに進んでOK。しかし、どこかの弱いや普通などで追加で縫わないといけないかもしれない。
これより上だと高い数値を引いている。
手順では期待値30を基準に組んでいるため、高い数値だとオーバーする可能性も出てくる。ので、水平縫いでなく横縫いに切り替えるか、再生布であれば再生ターン待機で赤覚悟で縫うか。
などなど、期待値と手順を理解していればいろいろ判断材料が増えます。
先を見越した縫い方ができると、さらに大成功の確率は上がっていきます。
では、Vol.4~6で培った知識を総動員していよいよ中級装備
いまかなりお得な「原始獣のシャプカ」の縫い方を次回は説明していきますね。