えんどうの冒険日誌

熊本を中心に九州で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

※今回はえんテテ形式ではありません。

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この2日間ほどの地震、5年前と似たような状況が起きているような気がする。言いたいことをざっと言おう。

・多すぎる余震で地震酔い
5年前の東北のときはまさしくこれが著しかった。2日経っても震度5～6クラスの余震が続くというのは心的に大きな負担になる。
東北のときは我が家は5強（えんどうがそのときいた場所は6弱）の本震から数日くらいは揺れていないのにも揺れているような感覚に陥った。

・周辺県もご用心
震源地が余震のたびにやや変化していて、今朝は大分でも大きな地震があった。
特定の地域で大地震が起きたあとに少し離れた地域で唐突に大きな地震が起きる可能性もある。
三陸沖の矢先に栄村や富士五湖が大きく揺れたように、「離れているから関係ないや」とは言えない。

・頻発する緊急地震速報
余震が多すぎて緊急地震速報の発表にやや影響が出ている。この日誌の更新時点でも何回か出てはいたが、最大震度が3～4だったということもしばしば起きている。5年前も、震度5弱未満の地震でたくさん緊急地震速報が流れる事象が起きていた。
NHKだと全国どこかで発表されれば場所関係なくあの怖い音と共に表示されるのだが、民放は放送エリア周辺に絞られる。現地では速報の音が鳴り響くから中継中に慌てるスタッフの大声のほうがビックリする。

・やはりACだらけなのか
東北のときは関東でも地震そのものが関連して発生した被害の影響（液状化、火災など）が各地で起きたためにほとんどの企業がCMを流さなかった。
CMがACだらけになってしまうという事態が数週間ほどあったのだが、今回も頻度が多いようだ。
主にACが多くなっているのは熊本エリアらしい。関東もAC度が地震前よりも高くなっているが、過度の自粛ムードの反省からなのか、通信系などは災害時の特別な案内のCMになっているものの、かつてほど激しいものではない。

・確実な支援…結果的に経済を回せ
東北のときはとにかく「頑張ろう」とか言葉だけの支援が多かった。だが、これも5年前の反省からか、支援のにも「質」というものが問われている。
とりわけ個人と個人が繋がる機会が増えたことで、これまで以上にデマや詐欺に注意しなければならない。
また、外部の目線からすれば「善」だの「偽善」だのとしばしばSNS上では炎上しがちである。
これについては非常にシンプルなやり方がある。「経済を回せ」である。わりと簡単なことで、被災地域の企業が販売している製品を購入するだけでも結果的にはその地域にお金が回る。
ふるさと納税も手である。使用目的を選択できる性質上、それ自体は震災とは無関係に行える平時の支援であるものの、行政全体で見れば税収が入ることにより、特定の目的のために納税された資金が穴埋めしてくれることによって住民税や法人税などを復興費用に集中できたりもする。
状況が状況なので特別予算が割り当てられるとは思うが、どういうやり方であれ、地域にお金が回れば結果として支援になる。

・オカルト的予知への関心は防災や減災の技術的向上にはならない
「あれ？最初に地震起きたのって4月14日…足したら18じゃん…」と思った陰謀論大好きの皆様には耳が痛い話ではあるが、予言系も正直なところ「デマ」と思おう。
仮にオカルト系の陰謀論が正しい（or結果的に正しかった）としても、科学的根拠にそぐわない地震予知は現実的ではない。
「X月X日に○○で大地震」という予言があったからと言って○○の地域だけに偏重して防波堤などの防災の強化ではなく、それと同様の対策を各所ですべきなのである。最低でも「無駄な対策」はない。