ぼくは、にっしぃ。オルフェアのフラワーガーデンに住んでいる平和を愛し、ちょっと風変わりな笑いの好きなプクリポ。
となりにいるのが、「フォートラン」という僕の仲間。キラーマシン種の仲間モンスターで両手剣でたくさんの敵をなぎ倒してくれた頼もしいなかま。だけど、ちょっと困ったことが…。
なんと「フォートラン」は美しい女性を見ると暴走してしまう。おかしな性格な持ち主みたいだ。どういうプログラムでこの様な性格になったのかは謎だ。
ある日の事、家を帰ってアルバムに写真を整理した所、その作業の間にたくさんの女性の写真を発見し、フォートランに何枚か見せた。
1枚目。2人の女性の姿の写真を見せた。
フォートランは、
「ウツクスイ。ウツクシイ。スバラシイ」
と言いながら、フラワーガーデンの町中を爆走した。
ぼくは、その姿を見て「喜んでる。喜んでる。きゃはは」と笑った。
次にアストルティアバレンタインコンテストで1位になったあの方の写真をフォートランに見せた。
フォートランは、
「ビューホー。マーベラス。ニッシィウラヤマシイ」
フォートランはオルフェアの町を爆走した。
ぼくは、「うん、いいね。いいね。」と喜んだ。
最後にもう1枚、オルフェアで超人気者の女性のフォートランに写真を見せた。
ところが、フォートランが固まってしまった。
「リバース。リバース。」
それは、まるで嘔吐している様な感じだった。
「フォートラン、どうした?」
ぼくが尋ねると、
「セイベツハンベツフノウ。ギギギ…ガガガ…」
制御不能になってしまった。確認した写真を再度見ると、
「ぷぷぷぷぷ」
と、ぼくは笑いだしてしまった。それはぼくがよく日頃からお世話になっている喧嘩友達だった。
「ぷぷぷ。あいつか。性別不能。ぷぷぷ」
暫く笑いが止まらなくなり、ぼくも制御不能に陥ってしまった。
え?写真がみたい?いいの?
わかったよ。でも、ガッカリする覚悟はしてね。
最後に見せた写真はこれだよ。
プールプ:
「これ!このばがにっしぃが!人の写真で何あそっでっだ(遊んでんだ)!しがもあんなおぞろしいメカを町中ではなつでねえ!みながくわばらするだろが!そなごとするど、称号「町中を恐怖に陥れた馬鹿プク」を与え、見せてもらうべが」
称号以外に楽しみとか趣味とかない女性ってこんなにもみじめなんだね。ぼくは、しみじみ思った。
プールプ:「うるさい!」
-おわり-
撮影場所
オルフェア住宅村 1994丁目 フラワーガーデン地区
春のイベント会場
偽レビュール北
オルフェアの町の称号拝見所