あらすじ
僕のチームh(強制終了
ヒロイン枠りなが仲間になったよ
アスラン「そうそう、りなって職業は何?」
りな「あの・・・えっと・・・」
流石にここまで身分を隠されると怪しすぎて仕方がない
あのしゃべり方
名前を言うのに一瞬ためらったあの態度
まさか・・・
りな「すまない。実は自分の職業が分からないんだ」
悟空「ええ!?そんな事があり得るのかよ」
アスラン「実は俺の職業も分からないんだ」
悟空「what!?おいおい、一般ピーポーは俺だけかよ」
2人の職業欄は文字化けしたような跡があった
読めそうにない
りな「だが多少の魔法は使えるぞ!!!(^o^)/~」
悟空「おお、凄いな!見せてくれるか?」
「もちろんだ」と言いつつ杖を構える
りな「実は、コレが私が覚えた最初の呪文なんだ」
アスラン「ってことは『メラ』かな?」
悟空「そうだろうな。最初の呪文と言えばメr」
りな「イオッ!!」
悟空&アスラン「ええええええ!?」
りなを支点に半径3メートルで爆発が起こった
りなの真後ろにいた2人はメラを期待したのだが・・・
りな「大丈夫か?!わ、私としたことが・・・」
悟空「3回死んだ気分・・・げほっ」
アスラン「でも凄いよ?最初の呪文がイオなんて」
アスランはホイミを自分と悟空にかけながらそんな事を言っていた
りな「すまない・・・本当に。懺悔の言葉をいくら申し上げても許される物ではないな・・・」
いくら何でも懺悔等という言葉を使われても・・・
悟空「りな。俺たちは仲間だぜ?そこまで仰々しくすることはないんじゃないの?」
アスラン「誰にでも失敗はあるって。もっと離れなかった僕らにも責任はある」
りな「そ、そうだな・・・私はあなた方をまだ仲間だと・・・思えないのかな。初めての体験が多すぎて・・・仲間になってくれたのが・・・あなたたちが初めてだからっ・・・」
目の部分に水分がたまってきたので、「やばい」と直感的に思った悟空はこう提案した
悟空「物事は慣れだぜ。適当に魔物倒していこうぜ」
アスラン「そうだね、りなの事もっと知りたいしさ」
そう言うとりなは杖を強く握りしめこういった
りな「が、・・・頑張り・・・ます」
ここら辺で一番弱い魔物スライムと戦っていた一行は恐るべき光景を目の当たりにした
手に持った杖(こん)をぶんぶん振り回しながらスライムを蹴散らしていき、
一匹、二匹とスライムを撲殺していくりな!
りな「はァァァァァァっ!!」
悟空「り、りなさぁ~ん。あ、魔法使い系の・・あの、その・・・」
りな「問答無用!いざ、成敗!」
戦場に聞くに堪えないスライムのつぶれる音がむなしく響き渡る
これが噂の「撲殺天使」というやつか・・・
最後のスライムを杖で空に打ち上げる!
りな「スマッシュアッパーッ!」
アスラン「す、スマッ?」
自由落下するスライムに追い打ちをかける!
りな「これでとどめだ!垂直!かぶと割ーッ!!」
悟空「か・・・ぶと、割・・・?」
粉砕されたスライムは青いジェル状の物を四散させ、息絶える
アスラン「あの、りな?魔法・・・使わないの?」
そんなアスランの返答に最大級の笑顔でりなはこう答える
りな「こういうのを『MPの節約』というのだろう?叩けば叩くほどMPが回復するんなら魔法より近接攻撃に限るな♪」
アスラン「さ、左様で・・・」
悟空「『慣れの栄光』保有者第2号誕生かッ・・・?」
そんな恐ろしい撲殺っぷりを口半開きで眺める2人
りな「やったぁ~!見てくれっ!レベルが6に上がったぞ!」
悟空&アスラン「ああ・・・左様で・・・」
もはや2人が手を出すまでもなかった
もう日が暮れ始め、夕焼けが辺りを照らし始めた頃だった
アスラン「じゃあ今日はここら辺で野営かな?」
悟空「そうだな。薪を拾ってくるぜ」
りな「テントは私が立てよう」
野営の準備を進める一行
そこから遠くない所で望遠鏡片手にその光景を見つめる男達の姿があった
「兄貴っ!あれって本物ですかい?」
「ふん・・・間違いないな・・・本物だ」
「あれをさらっていけばっ・・・くくくっ¥¥¥」
「そう、我らが『漆黒の翼』の名を世界に轟かせる時がやってきたのだ・・・くくっくっくっ・・・」
5話終了