あらすじ
闇の力を感知したラーフ
それは封印されたはずの闇の大精霊の力だった
翌朝、一行は状況を部屋に戻ったみんなに伝える
そして、今後の目標が設定された
ひろりん~「奴らの組織についての情報を探るべく、闇の街ヴェガに向かう。と、言っても滅んじゃってるけど・・・
とりあえず跡地に何かあるはずだ。
光の街アルタイルでも情報を集めて欲しい」
カイル「って事だ。準備して箱舟でアルタイルまで行くぞ」
一同「はーい」
とても軽い気持ちだった
ここの所、とても平和で楽しい日々だったから
また、上手くいくだろうと・・・
でも、2つの街の歴史も過去も
そこで起こった悲劇も
『氷結』の抱えた大きな闇も
一行は知らなかった
知ろうとしなかったのだ
交わる2つの運命すらも
それは一種の罪なのかもしれない
目の前に広がる絶望は
理想を打ち砕き
努力に比例しない報いを
無条理に突きつけ
勇者をも、闇の彼方へと誘うであろう・・・
箱舟で走ること12時間
一行は光の街アルタイルに到着した
街は『光』と言うだけあって、オレンジや白、黄色などのタイルや煉瓦が
建物や道路、その他色々なところに散りばめられている
また、人々の行き来も明るく活発で、とても良い街だと一行は感じた
緑の街路樹だって、街の雰囲気をより良く彩る
ペリ「んじゃぁ、みんな情報収集ねー。闇の街や遺跡、大精霊なんかの情報を集めてね~」
まなっち「美味しいレストランがないか聞けばィィンだね!?」
ひろりん~「まなひよ。まなっちに服従魔法かけて(切実」
まなひよ「あー・・・私が付いてるから大丈夫」
りな「とりあえず図書館とかに行ったり、町長に話を聞ければbestだね」
ここで一度別々行動だ
情報収集の為に夕暮れの街に繰り出す一行
ペリサイド
ペリ「情報収集とは言っても何をどうすれば良いのやら・・・」
まなっち「ん~街の人に話聞くとか」
まなひよ「300年前の出来事よ?覚えてる人は死んでるって」
ショイチ「だが、『昔話』になっているとかならあるんじゃねーか?」
まなっち「お、ナイスアイデア」
ペリ「やっぱり図書館かな~」
そんな会話を続けながら町を歩く一行
ラーフ「なあショイチ。闇の力が凄く近くに居る気がするんだ」
ショイチ「え?」
いきなりそんな事を言い出したラーフ
ラーフ「闇の大精霊の力も近いけど、もっと近くに・・・・・・『闇の塊』と言うかエネルギー体と言うか・・・」
ショイチ「結果お前は何を感じたんだよw」
歩き続けて5分
そろそろ夜が迫って来た
街灯が灯りはじめ、違った宵の街がその姿を見せ始める
このままでは収穫ゼロだ
とりあえずそこら辺にいる人に話を聞くことに
ペリ「あの~すみません」
女性「!?・・・・・・あ、はい何ですか?」
何故か凄く驚く女性
黒髪のオシャレな女性だ
ペリ「この街に伝わる古い昔話や伝承について何かご存じ無いですか?」
女性「伝承・・・ですか。古い昔話の本ならついさっき街の人に貰いましたよ。
正直要らないんであげますね」
何か急いでいるように慌てつつ、バックから古びた本を取り出す
そしてペリに渡す
女性「お代とか結構です。それでは・・・」
まなひよ「あのっ。最後にお名前よろしいですか?」
それを聞かれて若干戸惑って女性は答えた
ラティス「ラティスと申します。光のご加護があらんことを」
そう言って素早くどこかへ行ってしまった
まなっち「変声機。それとマスクで変装してた」
ラーフ「えぇ?」
まなひよ「声のトーンが少し外れてた。スパイ捜査の途中の警察官だったり」
あの一瞬でそこまで気づくとは、この人達やばいw
まあ、ラティスさんがどうであれ、情報入手だ
これで本の中身桃太郎だったら絶望だがw
ショイチ「本のタイトルは『光と闇』か。」
なんか昔話にしては随分と難しそうな絵本だ
そして、一行は読み進めていった
第4話終了
気づいた人はおわかりですね
ミステリー要素なんかも結構あるので、色々と覚えておくといいかもw