アクアの冒険日誌

大和の国に住む、仲良しエルフ６名。

ある日、領主の館に呼ばれたの。
領主さまから、とんでもないことを言われたわ。
私たちの中に敵国の隠密がいるって・・・。

そんなはずないって最初は信じなかったんだけどねー。
一人姿を消してしまったのよ。

姿を消した彼はね、他のエルフから少し浮いた存在だったの。
髪の毛だって中央部分だけを残して、左右を丸刈りにしていたし・・・。
いい友だちだと思っていたから、姿を消した時にはショックだったなぁ。

彼が隠密だったんだって噂が町中に広まっちゃって、
私たちエルフにとって肩身の狭い日々が続いたわ。
そんな中で数少ないエルフの結束が強まっていったの。



エルフ同士の距離が近まったことでね、分かっちゃったんだー。
姿を消した彼は隠密なんかじゃあない、隠密は別人だって！
彼は姿を消したのではなくて、姿を消されてしまったのだって！
近しくする内に、私たちには隠密が誰なのか、分かっちゃったから・・・。
そう、隠密は私たちの中にいる！

私たちは話し合ってね、彼の仇を討つことに決めたの。
エルフの問題をエルフで解決して、人間たちに認めてもらおうってね。



隠密の彼女を呼び出したわ。
私たちは弓を引いたの。



みんなで一斉に、心を一つにして射ったわ。






こうして事件は終わったの。



６人の仲良しエルフは、４人の同志エルフに変わっちゃった。
これから新しい時代が始まるのね。


しっかりしなくっちゃ。





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参加させてもらった仮装撮影会の写真に
無理やり物語をこじつけてみたプクよー。
もちろん参加者さんたちの同意はない！
いなくなったお二人に怒られませんよーに。